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ベーム『トリスタンとイゾルデ』ピッツ『ワーグナー合唱曲集』SACDハイブリッド タワレコ限定 2026年8月21日発売

掲載: 2026年07月24日 12:00

バイロイト音楽祭

タワーレコード・オリジナル企画盤  UNIVERSAL x TOWER RECORDS
"ユニバーサル音源"復刻 SA-CDハイブリッド盤のシリーズ最新作
“VINTAGE SA-CD COLLECTION" 第47弾
本国マスターより新規でマスタリング 世界初SA-CD化
「バイロイト音楽祭 開催150周年記念企画」DG音源 優秀録音盤 歌詞対訳付(1)
<ステレオ録音><盤面印刷:緑色仕様>>

国内盤SACDハイブリッド


<オペラ復刻最新企画!>
1.ベーム他/ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》全曲(1966年ステレオ録音) (3枚組)
2.ピッツ他、ヨッフム*/ワーグナー:合唱曲集、<特別収録>《パルジファル》より*(1958年他ステレオ録音)


各税込 特別価格 8,631円(1)、3,950円(2) 限定盤
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから高品位デジタル化後、本国の専任エンジニアによる最新のマスタリングを行いました
広瀬大介氏による各新規序文解説付。オリジナル・ジャケット・デザイン使用

2026年8月21日(水)リリース予定
(発売日、仕様は変更になる可能性がございます)
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:ユニバーサル ミュージック合同会社

バイロイト祝祭劇場
バイロイト祝祭劇場(1958年頃撮影)

2026年7月発売に続く最新のタワー企画盤『ヴィンテージSA-CDコレクション』の第47弾は、2026年に音楽祭開催150年(戦後再開75年)を迎えるバイロイト音楽祭の記念企画としまして、1966年収録のベームによる「トリスタンとイゾルデ」と、一連のバイロイトの中でも合唱指揮者として上演を支えたヴィルヘルム・ピッツ(1897-1973)による「合唱曲集」を取り上げます。ピッツの盤は1958年のワーグナー没後75周年に際してセッション録音されたものです。さらに<特別収録>としまして、オイゲン・ヨッフムがバイエルン放送交響楽団を指揮し、「パルジファル」初演75年(1957年)にも合わせて1957年12月にセッション収録した「パルジファル」第1幕への前奏曲と、「聖金曜日の音楽」を関連のある曲目としてカップリングしました。「トリスタンとイゾルデ」は現在でも名盤として君臨している超絶的な演奏で、永らくSA-CD化が待たれていた音源です。今回の発売のために、新規で本国のマスター・テープより復刻を行いました(歌詞対訳付)。毎年7/25開幕のバイロイト音楽祭の節目のひとつとして、両盤ともに向上した音質と合わせ堪能いただけます。尚、今回も各新規曲目解説を収納しています。最新マスタリングによる成果と合わせ、最良のパッケージとしてお楽しみください。いずれも最新の復刻として誰もが納得する名盤群を今回の発売のために音楽的見地を持ってマスタリングを行いました。当時の録音の優秀さが現代においても十分確認できる録音ばかりです。
アナログ録音時代のユニバーサル音源のなかから、SA-CDで復刻するに相応しい演奏、かつ音質的にも優れた名盤を候補のなかからセレクトし世に問うシリーズとして、最新作をぜひお聴きください。粒立ちの良い高解像度の今回の音源は、従来以上に演奏を更に引き立ててくれます。当時の優秀録音盤でもあり、演奏含めの珠玉の録音群です。一部を除いて、今回もあらためて最新でハイレゾ化された本国のオリジナルのマスターを使用し従来以上の音質を目指しました。SA-CD化により更に素晴らしい響きを堪能ください。音質に関しては従来通り万全を期しており、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを用いての最新の高品位デジタル化と本国エンジニアによるマスタリングを経て復刻を行っています。名盤に新たな息吹を吹き込むこの再発シリーズはパッケージとして現況での最上の音質復刻を目指しました。
<VINTAGE SA-CD Collectionとは>
高解像度、高音質であるSA-CDの特性を生かした、タワーレコード・オリジナルの企画です。2004年から続く「Vintageシリーズ」と同様、復刻に対するスタンスは従来通りで、極力初出時のオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、また、あくまで音質にこだわり、現況での上質の音質を目指しました。それぞれの名盤の魅力をさらに引き出し、加えてこれまでと別の評価や魅力を加えるべく、今後も再創出をしていく所存です。ご期待ください。
<当シリーズの制作に関しまして>
当シリーズでは制作するにあたり、原則的にかつてDGやDECCAに所属していた海外の専任エンジニアが、厳密に保管されている本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトで高品位のデジタル化を行い、基本的にマスターがマルチ・チャンネルの場合は2chにミキシングした上で、このシリーズ用に綿密な工程で時間をかけて新規でマスタリング作業を行いました。これらの制作過程には細心の注意が払われています。例えば、デジタル化を行うにあたって、オリジナル・アナログ・マスターテープに難があれば都度テープの物理的修復を行っている、といった点も含め、その後高品位のデジタルで取り込まれたマスター音源は、当時の録音エンジニアの意向を十分配慮した上で最適かつ最少のマスタリングを施して商品化されています。尚、DGとDECCA音源では本国のレーベルの方針によりそれぞれ制作過程が若干異なります。デジタル化やマスタリングの工程を含む復刻のプロセスそのものがここ数年進化してきたことにより、たとえ過去にSA-CD化された音源であっても新たな発見を我々にもたらしてくれるでしょう。最近のデジタル技術に関わる機材は常に進歩しており、より高品位で緻密な音源制作が可能になってきました。現在はオリジナルのアナログ・マスターを今だからこそ、より高音質で楽しむことができる環境があります。これまで通常CDの“ヴィンテージ・コレクション+plus"でもアナログ音源に関しましてはその都度、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより192kHz/24bitでデジタル化した音源をCDマスターに使用してきましたが、このSA-CD企画ではさらに素晴らしい音で皆様にお届けすることが可能になりました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施しておりますので、従来盤の音質とは一線を画しています。
<仕様>
※<DG音源に関して>独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしてSA-CD層用にDSD変換、CD層用には44.1kHz/16bitに変換してそれぞれマスターを制作
※アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用、 ※通常パッケージ仕様、 ※盤印刷面:緑色仕様
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

トリスタンとイゾルデ

ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》全曲<歌詞対訳付> (2026年リマスター) (SA-CDハイブリッド)
カール・ベーム、バイロイト祝祭劇場管弦楽団・合唱団、ヴォルフガング・ヴィントガッセン、ビルギット・ニルソン、マルッティ・タルヴェラ他
[PROC-2501/3 (3SA-CDハイブリッド) 特別価格 8,631円(税込)] POS: 4988031881842

国内盤SACDハイブリッド


【収録曲】
リヒャルト・ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲
<DISC1>
第1幕
<DISC2>
第2幕
<DISC3>
第3幕
【演奏】
トリスタン:ヴォルフガング・ヴィントガッセン (テノール)
マルケ王:マルッティ・タルヴェラ (バス)
イゾルデ:ビルギット・ニルソン (ソプラノ)
クルヴェナール:エーベルハルト・ヴェヒター (バリトン)
メロート:クロード・ヒーター (テノール)
ブランゲーネ:クリスタ・ルートヴィヒ (メッゾ・ソプラノ)
牧童:エルヴィン・ヴォールファールト (テノール)
舵とり:ゲルト・ニーンシュテット (バリトン)
若い水夫:ペーター・シュライアー (テノール)
バイロイト祝祭劇場管弦楽団・合唱団 (合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ)
カール・ベーム (指揮)
【録音】
1966年7月 バイロイト音楽祭でのライヴ・レコーディング
【Original Recordings】
Recording Producers: Otto Gerdes, Hans Hirsch, Wolfgang Lohse
Balance Engineer: Günter Hermanns
Editor: Rolf Peter Schroeder
【原盤】
Deutsche Grammophon
【Remaster】
DSD Remastered by Emil Berliner Studios, 6/2026
独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしてSA-CD層用にDSD変換、CD層用には44.1kHz/16bitに変換してそれぞれマスターを制作
【First LP Release】
139221/5

<バイロイト音楽祭開催150周年記念 & 戦後再開75年企画>
'60年代のバイロイト黄金期のピークの名盤が遂に初SA-CD化!充実した歌手陣とベームによる歴史的名演!今回の発売のために本国のアナログ・マスターテープより最新復刻!歌詞対訳付・特別価格。1967年度レコードアカデミー大賞


 今なお「トリスタン」の理想形として録音史に名を刻み続けているDGによるカール・ベーム(1894-1981)の1966年盤が待望のSA-CD化。2026年のバイロイト音楽祭開催150年を記念して、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより今回の発売のために新規でハイレゾ化した音源を、エミール・ベルリナー・スタジオにおいてマスタリングを行い、音質を一新しました。栄えあるレコードアカデミー大賞も受賞した真の名盤を、歌詞対訳付として最新復刻します。
 この作品をベームは殊の外大事にしていたようで、バイロイトでの1962年のデビュー時に指揮したのがまさに「トリスタン」であり、以降、1970年までの間に7シーズン取り上げていました(バイロイトで取り上げた作品の中では最多。取り上げた曲の詳細等は今回の解説書に掲載の広瀬氏による新規序文解説内で記述があります)。ベームのこの作品に対する思い入れが良くわかるのと同時に、聴衆に高く評価されていた証とも言えるでしょう。この1966年収録盤は4シーズン目となる年の演奏で、DGによって録音が行われました。10年連続でバイロイトに登場したベーム指揮の中でも、DGが収録した1971年の「オランダ人」やPHILIPSによる1966年(&67年)の「リング」と並び、ステレオによる録音が残されたことは音質的な事も含めバイロイトでの記録を超えて、オペラの録音史上でも歴史的快挙であったと言えるでしょう。
 ベームの解釈は現代までにおいても理想的と言える演奏であり、ニルソンやヴィントガッセン含む全盛期の歌手陣による強力なタッグも凄いながらもすべてを総べるベームの指揮が絶妙に流れ、一段と冴えわたっているのも特徴でしょう。歌手への絶妙なフォロー、厳しく統率するオケからの反応も含め、バイロイト史上における金字塔のひとつであることは間違いありません。その後の指揮者にも影響を与えたこの録音は、今後もバイロイトを代表するアルバムとして君臨し続けます。歴史に残る名演を、高音質でお楽しみください。今回の復刻は114ページに及ぶ解説書と歌詞対訳付としても価値が高いです。尚、対訳や印刷物に関しましては国内盤初出時の翻訳をそのまま流用しております。ご了承ください。
 今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、新規で高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192Khz/24bit)でのデジタル化(PCM)を行い、ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオで、レーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。今回のリリースでは新規で序文解説と曲目解説を掲載しました。

※ 限定盤。SA-CDハイブリッド盤。ステレオ録音。世界初SA-CD化
※ 2026年最新マスタリング音源使用(独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしSA-CD層用にDSD変換。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ クラムシェルBOX(箱)仕様
※ 盤印刷面:緑色仕様
※ 一部オリジナル・アナログ・マスターテープに起因するノイズ等があります。ご了承ください
※ 解説:広瀬 大介氏(新規序文解説)、寺西 肇氏(新規曲目解説)、歌詞対訳付(渡辺 護氏訳。※国内盤初出時の翻訳をそのまま流用しております。ご了承ください)、解説書合計114ページ

ヴィルヘルム・ピッツ

ワーグナー:合唱曲集、<特別収録>舞台神聖祝典劇《パルジファル》より第1幕への前奏曲、聖金曜日の音楽 (2026年リマスター) (SA-CDハイブリッド)
ヴィルヘルム・ピッツ、バイロイト祝祭劇場管弦楽団・合唱団、
オイゲン・ヨッフム、バイエルン放送交響楽団他
[PROC-2504 (1SA-CDハイブリッド)  3,950円(税込)] POS: 4988031882184

国内盤SACDハイブリッド


【収録曲】
リヒャルト・ワーグナー:合唱曲集
<特別収録>舞台神聖祝典劇「パルジファル」より 第1幕への前奏曲、聖金曜日の音楽
歌劇「さまよえるオランダ人」より
1. 「遠い海から嵐とともに」(水夫の合唱)[第1幕]
2. 「ブーンブン、かわいい車よ」(糸紡ぎの合唱)[第2幕]
3. 「舵手よ、見張りをやめよ!」(水夫の合唱)[第3幕]
歌劇「タンホイザー」より
4. 「喜びてわれらは貴き殿堂に挨拶を送る」(大行進曲)[第2幕]
5. 「故郷よ、喜びもてわれは汝を見る」(巡礼の合唱)/「ばんざい! 恩恵の奇跡よ、ばんざい」[第3幕]
歌劇「ローエングリン」より
6. 「見よ、何という不思議!」[第1幕]
7. 「幸ある道をお行きなさい」(エルザの大聖堂への行列)[第2幕]
8. 「真心こめたる守護により!」(婚礼の合唱)[第3幕]
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
9. 「目ざめよ、朝は近づいた」/「あなたがたのドイツのマイスターたちを尊敬して下さい」[第3幕]
楽劇「神々の黄昏」より
10. 「ホイホー! ホイホーホーホー! ギービヒ家の家来どもいざ起て!」[第3場]
舞台神聖祝典劇「パルジファル」より
11. 「最後の聖餐にあずかるために」(聖杯の騎士たちの合唱)[第1幕]
12. 第1幕への前奏曲 <特別収録>
13. 聖金曜日の音楽[第3幕] <特別収録>
【演奏】
エリーザベト・シェルテル (メッゾ・ソプラノ)(2)、 ヨーゼフ・グラインドル (バス)(10)
バイロイト祝祭劇場管弦楽団・合唱団 (1-11)、 バイエルン放送交響楽団 (12,13)
ヴィルヘルム・ピッツ (指揮) (1-11)、 オイゲン・ヨッフム(指揮) (12,13)
【録音】
1958年8月22日 バイロイト祝祭劇場 (1-11)、 1957年12月12-14日 ミュンヘン、ヘルクレスザール (12,13)
【Original Recordings】
Recording Producers: Wolfgang Lohse (1-11), Elsa Schiller, Hans Ritter(12,13)
Balance Engineers: Heinrich Keilholz(1-11), Gerhard Henjes(12,13)
【原盤】
Deutsche Grammophon
【Remaster】
DSD Remastered by Emil Berliner Studios, 6/2026
独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしてSA-CD層用にDSD変換、CD層用には44.1kHz/16bitに変換してそれぞれマスターを制作
【First LP Release】
136006(1-11), 138005&133005(12,13)

<バイロイト音楽祭開催150周年記念 & 戦後再開75年企画>

戦後バイロイト音楽祭再開時より数多くのワーグナー上演に寄与した伝説の合唱指揮者ピッツがバイロイト祝祭合唱団を振った貴重なオリジナル・アルバムを世界初SA-CD化!歌詞対訳無。<特別収録>としてヨッフム&バイエルン放送響の「パルジファル」より2曲をカップリング!

戦後バイロイト音楽祭再開時より、数多くのワーグナー上演に寄与した伝説の合唱指揮者、ヴィルヘルム・ピッツ(1897~1973)。本作は、彼が1958年8月22日にバイロイト祝祭劇場にて、バイロイト祝祭合唱団・管弦楽団を率いて録音した「ワーグナー合唱曲集」の貴重なオリジナル・アルバムであり、ワーグナー没後75周年に際して録音されました。
 ピッツはドイツのアーヘン生まれ。はじめはヴァイオリンを学び、アーヘン市立管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者としてキャリアをスタートさせます。第一次大戦後は合唱指揮者に転身し、1933年にアーヘン市立劇場の合唱監督に就任。1935年に音楽総監督となったヘルベルト・フォン・カラヤンとともに同地の上演レベルを飛躍させたことで、ピッツの名はヨーロッパに広く知られるようになりました。1951年にバイロイト音楽祭が戦後初めて再開される際、カラヤンから「世界最高の合唱団を作ってほしい」と依頼を受け、同音楽祭の合唱指揮者に就任します。カラヤンは音楽祭との意見の相違から1952年を最後に指揮を降りますが、ピッツは1973年まで合唱団を率い、クナッパーツブッシュ、クラウス、ベーム、ヨッフム、クリュイタンス、カイルベルト、サヴァリッシュなど、歴代のワーグナー指揮者たちとともに、バイロイト音楽祭における名舞台の数々を作り上げました。
 本作には、《さまよえるオランダ人》《タンホイザー》《ローエングリン》《ニュルンベルクのマイスタージンガー》《神々の黄昏》《パルジファル》からの合唱の名場面が収められています。いずれも録音年である1958年までに全曲上演が行われており、ピッツとバイロイト祝祭合唱団・管弦楽団が十分な実践経験を積んだ上で臨んだセッション録音です。その成果は、劇場気分が横溢する演奏内容と、精度の高いアンサンブルに見事に表れています。合唱団の演奏は単に精度が高いだけでなく、男声には質実剛健な響きがみなぎり、仲間同士で息を合わせたような勢いの良さがあります。一方の女声は、美しく艶やかでありながら母の強さを併せ持った歌声と、身を捧げつくすような求心的なアンサンブルを響かせます。こうしたバイロイト音楽祭再開当時の熱い雰囲気は、ドイツ・グラモフォンのステレオ最初期ならではの、澄み切った音質と自然なコンサート・プレゼンスを感じさせるステレオ効果により、見事に捉えられています。ワーグナー演奏の原点を知る上で、すべての愛好家の方々にぜひ聴いていただきたい録音であるとともに、有名合唱曲を1枚で楽しめるという点で、初心者の方々にも安心しておすすめできる一枚です。尚、バイロイト配置では1stヴァイオリンがR側に配置されておりますが、このDG録音では通常通りL側となっています(これはLP発売時やCD時代でも同様でした)。また、この盤では歌詞対訳は付いておりませんので、ご了承ください。
 さらに「特別収録」として、ドイツの名匠オイゲン・ヨッフムがバイエルン放送交響楽団を指揮し、《パルジファル》初演75周年(1957年)、ワーグナー没後75周年(1958年)に合わせて1957年12月にセッション録音した《パルジファル》第1幕への前奏曲と、聖金曜日の音楽[第3幕]をカップリングしました。収録時間こそ2曲で26分ほどですが、1958年12月のLP初出時(品番:133 005 SLP)には、10インチ盤(通常のLPは12インチ)の両面に1曲ずつ収録されていた、れっきとした一つのオリジナル・アルバムです。「合唱曲集」と同じくドイツ・グラモフォンのステレオ初期録音であり、収録場所もバイロイトと同じバイエルン州(ミュンヘン)であるという共通点があります。加えて、ヨッフムは1954年のバイロイト音楽祭で「合唱曲集」の曲目である《タンホイザー》《ローエングリン》のタクトを振り、ピッツの合唱指揮と共演しています。1971年から73年にかけては、同音楽祭で《パルジファル》も指揮しており、あらゆる意味で深い関連性が認められることから、今回の特別収録に至りました。ぜひ併せてお楽しみいただければ幸いです。
 今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、新規で高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192Khz/24bit)でのデジタル化(PCM)を行い、ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオで、レーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。今回のリリースでは新規で序文解説と曲目解説を掲載しました。また、解説書内にはLP裏面のデザインもカラーで入っています。

※ 限定盤。SA-CDハイブリッド盤。ステレオ録音。世界初SA-CD化
※ 2026年最新マスタリング音源使用(独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしSA-CD層用にDSD変換。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ ジュエルケーズ仕様
※ 盤印刷面:緑色仕様
※ 一部オリジナル・アナログ・マスターテープに起因するノイズ等があります。ご了承ください
※ 解説:広瀬 大介氏(新規序文解説)、長谷川 勝英氏(新規曲目解説)、解説書合計10ページ(歌詞対訳無)