インタビュー

桃野陽介を形成する100枚のアルバムを一挙紹介!!――Part.1


  そんなわけで、大ヴォリュームでお送りしている〈桃野100選〉。その100枚を、ここからは一挙にご紹介します! インタヴュー中に収め切れなかったエピソードと合わせて、とくとご覧あれ!!  

1. TODD RUNDGREN『A Wizard, A True Star』Bearsville/ビクター(1973)「無人島に一枚持っていくならコレです。自分のなかの〈ポップ〉ってものが全部詰まってます」。

2. XTC『Black Sea』Virgin(1980)「monobrightを始めるきっかけっていうか、バンドを改めてやりたいって思ったのは、このアルバムを聴いて〈こんなバンドになりたい〉って思ったからですね」。

3. LED ZEPPELIN『Houses Of The Holy』Atlantic/ワーナー(1973)「去年初めて聴きましたからね、単純に〈ツェッペリン、ずーっと聴いてなくてすみませんでした〉と。前作聴いたんですけど、そのなかでもコレ。のっけからビリビリっときました」。

4. THE BEACH BOYS『Pet Sounds』Capitol/EMI Music Japan(1966)「もう〈素敵じゃないか(“Wouldn't It Be Nice”)〉だけで〈アルバム買いましょう〉って感じですね。曲だけで言えば、一番好きな曲ですね。凄いいい曲だと思う」。

5. THE ZOMBIES『Odessey And Oracle』CBS/テイチク(1968)「バンド名で聴かない人がいるけど、バンド名で判断しちゃダメだぞ、超歌心があるぞ、っていう」。

6. PIXIES『Bossanova』4AD/Beggars Japan(1990)「ピクシーズはどれも好きなんですけど、『monobright two』を完成して改めて聴いたイメージは『Bossanova』ですね。ポップでキレてる感じと、ヴァラエティー豊かな感じが」。

7. SONIC YOUTH『Daydream Nation』DGC/Geffen/ユニバーサル(1988)「ソニック・ユースは僕にとってのライオットですかね」。

8. NIRVANA『In Utero』DGC/Geffen/ユニバーサル(1993)「単純に、コピー・バンドで“Rape Me”をやったときの〈Rape Me〉って言葉を絶叫することの気持ちよさがひとしおだなあっていう(笑)。なかなか言わないですからねえ、〈Rape Me〉って」。

9. PAVEMENT『Terror Twilight』Matador(1999)、10. STEPHEN MALKMUS AND THE JICKS『Pig Lib』Matador/Pヴァイン(2003)、11. SMASHING PUMPKINS『Siamese Dream』Virgin/EMI Music Japan(1993)「ぺイヴメントの流れで、スティーヴン・マルクマスも好きですね。とりあえず高校はグランジ一色みたいな感じで。スマパンもそうですしね」。

12. PEARL JAM『No Code』Epic(1996)


12. パール・ジャムの96年作『No Code』(Epic)

13. GREEN DAY『Nimrod』Reprise(1997)、14. NOFX『Pink In Dublic』Epitaph(1994)、15. BAD RELIGION『The Gray Race』Atlantic(1996)、16. RANCID『...And Out Come The Wolves』Epitaph/ソニー(1995)

17. BLUR『Modern Life Is Rubbish』SBK(1993)、18. RADIOHEAD『OK Computer』Parlophone/EMI Music Japan(1997)

19. THE STONE ROSES『The Stone Roses』Silvertone/BMG JAPAN(1989)「買ったのは中学なのに、めちゃ聴いたのは20歳過ぎてからですね。意外と20代にならんとわからん。セカンド(94年作『Second Coming』)ならたぶん中学でも聴けたんですけど」。

20. DAFT PUNK『Discovery』Virgin/EMI Music Japan(2001)、21. AT THE DRIVE-IN『Relationship Of Command』V2/ユニバーサル(2000)「高校時代のクラい音楽人生から這い上がったきっかけが、僕の予想だとタヒチのファーストと、ダフト・パンクのこのアルバム。高1高2でダウナーになって、高3の終わりぐらいに『Discovery』とかで花開く。それこそ21世紀で、滅亡間近っていうか死ぬかもしれないって思ってたときにアット・ザ・ドライヴ・インが出てきてギャーギャー言うわ、『Kid A』が出るわで、もうこれ、絶対終わったと思って。世も末だなあ……でも、こういう音楽を聴いて死ぬのもありだなあと思ってて、もう(自分に)激酔い。そしたら余裕で年越して、ダフト・パンクがキラキラと出てきて……そのときの気持ちとリンクしたんですよね。なんか楽しそうだなあと思って」。

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掲載: 2009年04月16日 17:00

更新: 2009年04月16日 18:58

文/bounce.com編集部