インタビュー

桃野陽介を形成する100枚のアルバムを一挙紹介!!――Part.5

83. JAMES TAYLOR『Walking Man』Warner Bros./ワーナー(1974)「登山が好きなんですけど、出かける前に絶対一回聴きます」。

84. THE BOO RADLEYS『Giant Steps』Creation(1993)「ポップでシューゲイザーもありつつ、みたいな。好きですね」。

85. THE ELECTRIC SOFT PARADE『The American Adventure』Arista(2003)

86. シュガーベイブ『SONGS』ナイアガラ/ソニー(1975)「シュガーベイブは、はっぴいえんどの流れで聴いたんですけど、やっぱ良かったですよねえ。ソウルフルっちゅうか。歌に対して意識が向くきっかけとなったアルバムは、札幌に出てから聴いたものが大きいですね。札幌時代はちょっとサブカルっちゅうか、コアに音楽を聴いてそういう音楽をやろうっていう天狗になってる部分と、シンプルなメロディーを大事にって部分の葛藤が続いてた感じですね」。


84. ブー・ラドリーズの93年作『Giant Steps』(Creation)

87. JOHN LENNON『Mind Games』Apple/EMI UK/EMI Music Japan(1973)「これも実は、去年聴いたんですが。それまではベストでしか聴いたことがなかった。ベストは充分いいんですけど、このアルバムの浮遊感は、みんないまやってるじゃん、って思って」。

88. MGMT『Oracular Spectacular』Columbia/ソニー(2008)「最近聴いたなかで、とんでもなく泣けたアルバム」。

89. VAN SHE『V』Modular/ユニバーサル(2008)

90. JAZZANOVA『In Between』Compost(2002)「ジャザノヴァは、トータスの流れで聴いてましたね。そのときはクラブ・ミュージックにも興味があって。このアルバムは、匂いっちゅうか、ポスト・ロックのニュアンスのあるクラブ・ミュージックっていうノリでしっくりくる。リンクするんですよ、僕の気持ちと。去年8年ぶりにセカンドが出たんですけど、ちょうど僕がパーラメントとかファンカデリックとかを聴き出してるときに、そういうノリのアルバムを出してきて、やっぱりそのときの気持ちとリンクしましたね」。

91. ASH『Meltdown』Infectious/ソニー(2004)「ポップで、ギターもジャージャーいけて、なおかつメロウで優しい曲作れて……ファウンテインズとかアッシュとかは、バンドの形としては理想でしたね」。

92. DSL『A WORD...』OUT TA BOMB(2003)


90. ジャザノヴァの2002年作『In Between』(Ropadope/Atlantic/Compost)

93. Hi-STANDARD『ANGRY FIST』トイズファクトリー(1997)

94. !!!『Myth Takes』Warp/BEAT(2007)

95. BRIAN ENO『Ambient 1: Music for Airports』EG/Virgin/EMI Music Japan(1979)、96. ゆらゆら帝国『空洞です』ソニー(2007)「イーノのアンビエントはマジでたまげましたね。結構ゆら帝と被るんですけど、ずっとループするものがあって、つまんなくなるホントギリギリのところで変化するんですよね。そこで目が覚めるっちゅうか。だから、ゆら帝もイーノも、手玉に取られてるような音楽ですね。ギリギリまで引っ張る上手さっていうのが、この2つの共通」。

97. JAN AKKERMAN & THIJS VAN LEER『Focus』Mercury(1985)「高校に戻るんですけど、僕、初めて聴いたプログレが実はフォーカスで。うじきつよしがやってた番組で、フォーカスの映像が流れたんですよ。それが気持ち悪くて。最初ネタとして友達に見せてたんですけど、みんな百発百中で笑うんですよ。縦笛使ったりする姿をみて、〈何? この変なバンド〉って。でも僕は、笑いながらも〈曲はいいのにな〉って思ってたんですよね。地元にはもちろんフォーカスのアルバムなんてなくて、札幌では忘れてたんですけど、上京してから思い出して買いましたね」。

98. 電気グルーヴ『ORANGE』キューン(1996)「電気は謎に、トッド(・ラングレン)と一緒に聴いてましたね(笑)。日をおいて聴き直すと、こういうことをやりたいなって思いますね。ビースティ・ボーイズでもいいんですけど、単純にふざけて楽しむのが音楽だなって感じがあるというか。どう言われても笑ってるっていうか、へっちゃらっちゅうか。そういう気持ちがいまの世代に必要なのに、かっこ悪いってイメージがあって、みんな頑なに隠してる気がしてて。エロいことでも何でもそうですけどね」。

99. QUEENS OF THE STONE AGE『Rated R』Interscope/ユニバーサル(2000)「高校のときにグランジの流れで聴いてました。凄い好きです」。

100. monobright『monobright two』DefSTAR(2009)

――ついに100枚目! ゴーーーーール!!……じゃなかった、そんな99枚を糧に完成したのがこの『monobright two』! 濃厚だけど、間違いなくクセになりますよ!!


97. ヤン・アッカーマン&テイス・ヴァン・レールの85年作『Focus』(Mercury)

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掲載: 2009年04月16日 17:00

更新: 2009年04月16日 18:58

文/bounce.com編集部