INTERVIEW(4)――ライヴをやり切ることで伝わる心
ライヴをやり切ることで伝わる心
――という全8曲です。あえて比較するなら、同じライヴ感でも、『1・2・MAX』がライヴハウスっぽくて、『i WANT YOU』はフェスっぽいという感じがします。
Ohyama「野外で演奏したい曲をいっぱい入れてみました。曲作り、絶好調なんじゃないかなという気がしますね。じゃんじゃん出てきてる」
――このアルバムから、10周年イヤー後半戦が始まります、という感じですか。
Ohyama「今年いっぱいはいろいろやると思います。と言いつつ来年も、同じぐらい濃くなっていくと思うんですが、ワッショイワッショイという勢いで、今年はいきたいと思います。何かと10周年を銘打ってやっていきますよ。いまのところ、すごくいいテンションでやれてると思います」
――アルバムのリリース前の6月2日から、『1・2・MAX』の追加公演ツアーが始まって、7月3日には『i WANT YOU』のリリース記念として1回だけのスペシャル・ライヴがありますね。
Ohyama「追加公演ツアーももちろん、新曲を混ぜてやっていきます。でもリリース記念ライヴは7月3日の横浜BLITZだけなので、そこは派手にやろうと思ってます」
ヒイズミ「夏に向けては、楽しみしかないです。それをいかに爆発させるかだと思います。コンディショニングをしっかりしたいなと思います」
――PE’Zの音をもっと広く、遠く響かせるために、いま、どんなことを考えてますか。
Ohyama「いま思うのは、一つ一つ、ライヴにしろイヴェントにしろ、その時に来てくれたお客さんを満足させるためにやりきること。当たり前のことですけど、その積み重ねで広がっていくわけだから、あらためてそこからやろうという気持ちでいます」
――ライヴがより大事な時代になっている、と言われますよね。基本はそこですか。
Ohyama「10周年ということで基本に帰って、やっぱりそこじゃないかなということですね。実際、目の前で自分たちの心を伝えられるのはライヴだけですから。ライヴがあって、家に帰っても聴きたいなと思ってもらえるような濃いライヴをやっていきたいです。俺が音楽を始めた頃は、ジャズ・フェスで憧れのミュージシャンの演奏を聴いて、CDを買って、という繰り返しで毎日最高に楽しかったから。そういう感動をみんなにも感じてもらいたいと改めて思ってます」
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