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第20回 ─ 栄光のアトランティック(その1)

SOLOMON BURKE

連載
IN THE SHADOW OF SOUL
公開
2007/03/01   18:00
更新
2007/03/01   18:04
ソース
『bounce』 284号(2007/2/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

 ゴスペル歌手として54年にデビューしてから50年以上もの芸歴を誇るキング・ソロモン! ファット・ポッサムでのグラミー受賞作『Don't Give Up On Me』(2002年)など近作での現役ぶりも凄まじいが、彼の全盛期はやはりアトランティック時代ということになるだろう。ストーンズが取り上げた“If You Need Me”でも知られる移籍第1弾『Rock 'N Soul』、JBさえも嫉妬したという剛胆な歌いっぷりが炸裂する戴冠作『King Solomon』など、どの作品も実にドス黒くて味わい深い。〈ロックンロールでもリズム&ブルースでも俺が歌えば全部ソウルだ!〉という王様発言にも納得だ。