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大瀧詠一さんを偲んで〈バイヤーが選ぶ5選〉

 

▼大瀧詠一さんを偲んで
※こちらはセール対象外です。

守道健太郎(GROOVY和物SUMMIT/タワーレコード):昨年末、大瀧詠一さんの突然の訃報に驚きが隠しきれませんでした。その思いは和物ファンのみならず、音楽を愛するすべて日本人の方々も同じかと思います。その偉大なる音楽家、大瀧詠一さんを偲んで、今回は、選盤させていただきました。

 

大瀧詠一『幸せな結末』
僕が、初めて大瀧詠一さんの音楽に触れたのは、ドラマの主題歌として使用されたこの曲でした。。僕と同じ、20代後半~30代前半の同年代の方でそういった方も多いのではないでしょうか?アナログ愛好家の方は、10周年記念でプレスされた7インチもありますが、ここは懐かしの短冊シングルで、その時代にタイムスリップしていただけたらと思います。 

 

ラッツ&スター『BACK TO THE BASIC』
葬儀の出棺の際、ご本人の歌唱での「夢で逢えたら」がBGMとして使われたそうです。その録音は残念ながら、未発売のようです。いつか、聴ける日がきたら良いですね。この「夢で逢えたら」は色々な方が、歌われていますが僕はこのラッツ&スターバージョンのアレンジが、一番セクシーさがあって、今でも好んで聴いている愛聴曲です。

 

大瀧詠一『EACH TIME 30th Anniversary Edition』
今年2014年の3月に30周年を迎え、ご本人によりリマスターされ、発売されます。
非常に、残念ですが、本作品が、大瀧詠一さん最後のオリジナルアルバムとなってしましました。ナイアガラサウンド全開で前作のロングバケーションに劣らない傑作になっております。ぜひとも多くの人に手にとっていただきたい作品の一つです。

 

ナイアガラ トライアングル『ナイアガラ トライアングルVol.1』
こちらに収録されている、「幸せにさよなら」がナイアガラ関連の作品の中で、個人的に特に思いいれがある楽曲の一つです。伊藤銀次さん作曲で大瀧詠一さんが、プロデュースのこの曲は、一世一代の曲として大事にされてようやくこの盤に収録されたというその素敵なエピソードを聞いてから、さらに好きになりました。カラッとした曲調、切ない歌詞ですが前向きな気持ちにいつもしてくれます。

 

はっぴぃえんど『風街ろまん』
あらためてみても、奇跡のメンバーが揃っていたんだなとしみじみと思います。風街が発売されてから、シティポップははじまったといっても過言ではありません。今に至るまで、影響を与え続けてきた大瀧詠一さん。本当にお疲れさまでした。

 

この原稿を、ようやくこの書き上げたところに今度は佐久間正英さんの訃報を耳にしました。2014年、素晴らしい音楽家の方の悲しいニュースが続いていますが、偉大なる音楽家達が残した作品を聴き続けることでいつまでも近くに感じることが出来ると思っています。そしてこの日本の素晴らしい音楽を可能な限り、紹介できたらと微力ながらもおもいました。
ご冥福お祈り致します。

カテゴリ : セール キャンペーン

掲載: 2016年03月18日 15:39

更新: 2017年12月05日 15:00

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