和ボッサ〈バイヤーが選ぶ5選〉
▼和ボッサ特集
※こちらはセール対象外です。
守道健太郎(GROOVY和物SUMMIT/タワーレコード):今の時期は、だんだんと気温もあがってきた春と初夏のちょうど間くらい。5月病なんてのもよく言われますが、そんなアンニュイな生活に軽やかな音楽を!ということで今月のテーマは「和ボッサ」和物とボサノバは相性が良く、昭和歌謡にボサノバのリズムがよく取り入れられていたり、AORっぽくメロウな曲にそのリズムが取り入れられたりと意外と幅広いです。今回は後者よりのものを多くチョイスしてみました!
南佳孝『サウス・オブ・ザ・ボーダー』
和ボッサ、というよりは和ブラジリアンの方が近いかも?でも、まずはこれでしょう!「夜間飛行」クラブでも自然とかかるし、いつ聞いても良い曲!和物好きでなくともこの手の音楽好きなら必須の名曲ですね!
ばんばひろふみ & ホットスタッフ『Starship Radio Station』
実は廃盤…(再発希望!)ですが、このアルバム非常にAORテイストあふれていて良いアルバムなのです!「MOONLIGHT LOVERS」が和ボッサ的にはオススメ!ばんばひろふみもいい声してるんだよな~!
吉田政美『My tune,My turn』
元グレープのメンバーのソロアルバムなのですが、グレープのイメージからは想像しがたいシティポップ感!軽快なボッサのリズムの曲もいくつかあって、私のオススメは「オレンジシティの朝」先に紹介した2曲とこの曲はテイストが似ていて相性抜群です!
やまがたすみこ『エメラルド・シャワー』
ここまで、男性ボーカルでしたがここで一つ女性ボーカルを。やまがたすみこによる森山良子のボッサ歌謡「雨上がりのサンバ」のカバー!森山良子の昭和歌謡感ある原曲よりも軽やかな感じがするのは、アレンジはもちろん、幼さが残る声がそうしているのではないかと。
Various Artists『"和"ボッサ・ヴィンテージ -Japanese Bossa Nova Compilation-』
と、ここまで紹介しといてなんですが、そんなあなたに!なコンピがありました(笑)もっとボッサ+歌謡曲といったテイストの曲が多くて、いわゆるボッサ歌謡というとこちらのコンピのイメージかなと思います。この中から、1曲選曲。ボッサ歌謡奇跡の名曲と言われている浅丘ルリ子「シャム猫を抱いて」の素晴らしいこと!
と、いう事で今月の和物は和ボッサでした。メロウ度高めでしたが、歌謡曲を掘って行くと、あれ?これはボッサ!?なんて意外な出会いもあっておもしろいですよ!是非、気になる曲は聴いてみてください!
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