タワーレコード×Sony Classical究極のSACDハイブリッド・コレクション第11弾!クーベリック&バイエルン放送響の名盤3タイトル
タワーレコード x "Sony Classical" 究極のSA-CDハイブリッド・コレクション
2023年1月24日 第11回 |完全生産限定
[シリーズ・コンセプト]
ソニー・クラシカルおよびRCA Red Sealの歴史的名盤を、タワーレコードとのコラボレーションにより、これまでのリマスターも含め最高のクオリティを追求し、ハイブリッドディスクとして「究極」の形でフィジカル・リイッシューいたします。ソニー・クラシカル秘蔵のオリジナル音源に遡り、気鋭のマスタリング・エンジニアのアンドレアス・K・マイヤーをはじめとする経験豊富な名手が、今回の発売のために新規で復刻を手掛けるSA-CDハイブリッドのコレクションです。レーベルには、定評ある緑の「音匠レーベル」を使用し、マスターに刻み込まれた原音質の再現性に万全を期し、解説書には、資料性の高いライナーノーツを掲載することで、それぞれの名盤が背負ってきた栄光の軌跡を現代に鮮烈に蘇らせるのが、当シリーズの狙いです。
ラファエル・クーベリック生誕110年記念企画
2024年に生誕110年を迎えるチェコの名指揮者ラファエル・クーベリック(1914-1996)。クーベリックが、1978年から1980年にかけての3シーズンにバイエルン放送響とCBSに録音したLP9枚分の演奏は、この名指揮者の最円熟期の芸術の深まりを刻印した名演ばかり。特にモーツァルトの後期交響曲集は、1981年度レコード・アカデミー賞を受賞するなど日本国内でも高く評価され、折しも発売が始まったばかりのCD時代にあっても基本的なカタログとして何度も再発売されてきました。
クーベリック自身にとっても、1978/1979年シーズンをもってバイエルン放送響首席指揮者のポジションを退任し、1985年に健康上の理由で音楽活動から引退するまで首席客演指揮者として同響との関係は保ちつつ、演奏活動の負担を減らし作曲に比重を移し始めた時期でした。
録音面では、1960年代から継続し、広範なレパートリーを収録してきたドイツグラモフォンへの録音活動にウェーバー「オベロン」全曲で終止符を打ったのが1977年のこと。それ以降、専属契約の制約を離れ、デッカ(ニコライ「ウィンザーの陽気な女房たち」やウェーバー「魔弾の射手」)やEMI(F=ディースカウとのワーグナー:アリア集、ニールセン:交響曲第5番)への録音も開始した中で、CBSではスタンダードな交響曲を中心とする大規模なプロジェクトが構想されたのです。そして、バイエルン放送響での最終シーズンにアナログ録音されたシューマンの交響曲全集を皮切りに、デジタル時代に入るとモーツァルトの後期交響曲6曲、そしてブルックナーの交響曲第3番・第4番が矢継ぎ早に録音されました。もともとはブルックナーの後期交響曲やブラームスの交響曲全集(オルフェオから発売)なども含まれていたプロジェクトでしたが、残念ながら当初の構想は実現せず、いわばトルソのような形で残されたのがクーベリックのCBS録音というわけです。
CBS(デイヴィッド・モットレー)とバイエルン放送局(フリードリヒ・ヴェルツ)との共同制作により、録音会場としてヨーロッパ屈指の音響を誇ったミュンヘンのヘルクレスザールにおけるセッションで収録されたこれらの録音は、ちょうどアナログ最後期とデジタル最初期にあたり、デジタル録音にはソニーが開発した当時最新鋭のレコーダーPCM-1600が投入され、万全を期したのでした。今回は久しぶりにオリジナル音源に立ち返りってのリマスターが実現、極めてヨーロッパ的ともいうべき豊かな雰囲気を湛えたクーベリック+バイエルン・サウンドが十全な形で蘇ります。
(ソニーミュージック)
1979年、ミュンヘンにあったドイツCBSのオフィスにて。CBSへの移籍第1弾となったシューマンの交響曲全集のボックスを渡され、満足そうに眺めるクーベリック。右は当時のドイツCBSの担当者フォルラウフ。
モーツァルト:後期交響曲集
ラファエル・クーベリック
Mozart: The Six Last Symphonies
Rafael Kubelik | Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
■品番:SICC 10460~2
■ハイブリッドディスク3枚組|SA‐CD層は2ch
■発売日: 2024年1月24日予定
■定価:\7,590 (税抜6,900+税)
■音匠レーベル使用
■マルチケース
■レーベル: Sony Classical
■日本独自企画・完全生産限定
■世界初SA-CDハイブリッド化(3曲)
■初出:1981/11/01
■ジャンル:交響曲
■情報解禁:2023/12/01
名指揮者ラファエル・クーベリック生誕110年記念企画
ヨーロッパの深い伝統に根ざした風格豊かなモーツァルト。
チェコの巨匠クーベリックが、1978年から1980年にかけての3シーズンにバイエルン放送響とCBSに録音したLP9枚分の演奏は、この名指揮者の最円熟期の芸術の深まりを刻印した名演ばかり。1980年6月と10月に3曲ずつ録音されたこのモーツァルトの後期交響曲集は、作品の内奥から深い情緒を歌い出しつつ、知的な構成力や古典的な客観性とのバランスを完璧に保った名演で、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを左右に分ける古典的な対向配置も実に効果的(第36番・第41番は演奏会と並行して、それ以外は純粋なセッションで収録)。録音の上では必ずしもモーツァルティアンとはいえなかったクーベリックですが、その晩年に残してくれたかけがえのない遺産と申せましょう。1981年度レコード・アカデミー賞受賞。CBS(デイヴィッド・モットレー)とバイエルン放送局(フリードリヒ・ヴェルツ)との共同制作により、ヨーロッパ屈指の音響を誇ったミュンヘンのヘルクレスザールにおけるセッションでソニーのデジタル・レコーダーによって収録された最初期のデジタル録音。クーベリック生誕110年を記念して2トラック・デジタルソースからの新規DSDリマスター。
[収録曲]
モーツァルト
DISC 1
1-4 交響曲 第35番 ニ長調 K. 385「ハフナー」
5-8 交響曲 第36番 ハ長調 K. 425「リンツ」
DISC 2
1-3 交響曲 第38番 ニ長調 K. 504「プラハ」
4-7 交響曲 第39番 変ホ長調 K. 543
DISC 3
1-4 交響曲 第40番 ト短調 K. 550
5-8 交響曲 第41番 ハ長調 K. 551「ジュピター」
バイエルン放送交響楽団
指揮:ラファエル・クーベリック
[オリジナル・レコーディング]
[録音]1980年6月9日(第35番)、1980年10月15日(第36番)、1980年10月16日(第38番)、1980年6月10日(第39番)、1980年10月17日&18日(第40番)、1980年6月8日(第41番)、ミュンヘン、ヘルクレスザール/ソニーPCM-1600レコーダーによるデジタル・レコーディング
[プロデューサー]デイヴィッド・モットレー(CBS)、フリードリヒ・ヴェルツ(バイエルン放送)
[レコーディング・エンジニア]マイク・ロス=トレヴァー(ロンドンCBSスタジオ)、マルティン・ヴェーア(バイエルン放送)
[オリジナル・マスター] 2トラック・デジタル・ステレオ
[オリジナル・マスターからのDSDリマスタリング(2023年)]アンドレアス・K・マイヤー(マイヤー・メディアLLC、ニューヨーク、スワンスタジオ)
[解説]池田卓夫、小石忠男、近藤憲一、クーベリック/バイエルン放送交響楽団 演奏記録(その1)
[表1使用ジャケット]ヨーロッパCBS初出盤(D3 36930)
シューマン:交響曲全集&マンフレッド序曲
ラファエル・クーベリック
Schumann: Complete Symphonies & Manfred Overture
Rafael Kubelik | Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
■品番:SICC 10463~4
■ハイブリッドディスク2枚組|SA‐CD層は2ch
■発売日: 2024年1月24日予定
■定価: \5,720 (税抜5,200+税)
■音匠レーベル使用
■マルチケース
■レーベル: Sony Classical
■日本独自企画・完全生産限定
■世界初SA-CDハイブリッド化
■初出:1979/12/1
■ジャンル:交響曲・管弦楽曲
■情報解禁:2023/12/01
名指揮者ラファエル・クーベリック生誕110年記念企画
シューマンの交響曲録音史上、最良の解釈の一つ。
チェコの巨匠クーベリックが、1978年から1980年にかけての3シーズンにバイエルン放送響とCBSに録音したLP9枚分の演奏は、この名指揮者の最円熟期の芸術の深まりを刻印した名演ばかり。同響首席指揮者としての最終シーズン(1978/1979)の最初と最後に、実際の演奏会とは関係ない純粋な録音セッションで収録されたシューマンの交響曲全集は、クーベリックのCBS移籍第1弾となったセットで、1963~64年のベルリン・フィルとのDG盤に続く2度目の全集録音となりました。クーベリックが好んだ対向配置の弦楽パートと、名手ぞろいのバイエルン放響の管楽パートとが一体になって醸し出す奥行きのある音色は、音楽の局面に合わせて繊細微妙に移ろい、まさにシューマン演奏の理想像が描き出されています。CBS(デイヴィッド・モットレー)とバイエルン放送局(フリードリヒ・ヴェルツ)との共同制作によりヨーロッパ屈指の音響を誇るミュンヘンのヘルクレスザールにおけるセッションで収録されたアナログ最後期の名録音。クーベリック生誕110年を記念してオリジナル・2トラック・アナログマスターからの新規DSDリマスター。
[収録曲]
シューマン
DISC 1
1-4 交響曲 第1番 変ロ長調 作品38「春」
5-8 交響曲 第2番 ハ長調 作品61
DISC 2
1-5 交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」
6-9 交響曲 第4番 ニ短調 作品120
10 「マンフレッド」序曲 作品115
バイエルン放送交響楽団
指揮:ラファエル・クーベリック
[オリジナル・レコーディング]
[録音]1979年5月18日~26日(第1番・第2番・第3番)、1978年9月27日~30日(第4番・マンフレッド)、ミュンヘン、ヘルクレスザール
[プロデューサー]デイヴィッド・モットレー(CBS)、フリードリヒ・ヴェルツ(バイエルン放送)
[レコーディング・エンジニア]マイク・ロス=トレヴァー(ロンドンCBSスタジオ)、マルティン・ヴェーア(バイエルン放送)
[オリジナル・マスター] 2トラック・アナログ・ステレオ
[オリジナル・マスターからのDSDリマスタリング(2023年)]
アンドレアス・K・マイヤー(マイヤー・メディアLLC、ニューヨーク、スワンスタジオ)
[解説]池田卓夫、門馬直美、クーベリック/バイエルン放送交響楽団 演奏記録(その2)
[表1使用ジャケット]アメリカCBS初出盤(M3 35199)
交響曲第3番B面のアナログ・マスターが収容されているボックスに貼付されているバイエルン放送のインフォメーション。「マンフレッド」序曲が後から加えられたことがわかる。
交響曲第4番のマスターが収納された外箱。当時ドイツでの録音ではよく使われていたアグファ・ゲバルト社生産のアナログ・テープを使用している。
ブルックナー:交響曲第3番&第4番「ロマンティック」、ワーグナー:ジークフリート牧歌
ラファエル・クーベリック
Bruckner: Symphonies No. 3 & No. 4 “Romantic", Wagner: Siegfried Idyll
Rafael Kubelik | Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
■品番:SICC 10465~6
■ハイブリッドディスク2枚組|SA‐CD層は2ch
■発売日: 2024年1月24日
■定価: \5,720 (税抜5,200+税)
■音匠レーベル使用
■マルチケース
■レーベル: Sony Classical
■日本独自企画・完全生産限定
■世界初SA-CDハイブリッド化
■初出:2024/1/24
■ジャンル:交響曲・管弦楽曲
■情報解禁:2023/12/1
名指揮者ラファエル・クーベリック生誕110年記念企画
ドイツの深い森にこだまするかのような、自然に根差したブルックナー。
チェコの巨匠クーベリックが、1978年から1980年にかけての3シーズンにバイエルン放送響とCBSに録音したLP9枚分の演奏は、この名指揮者の最円熟期の芸術の深まりを刻印した名演ばかり。1979年11月と1980年10月に録音されたブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」と第3番は、このコンビによるブルックナーの主要交響曲録音プロジェクトの端緒となったもの。結局このプロジェクトは実現はしませんでしたが、残された2曲は細部まで緻密な気配りが行き届きながらも実に気宇壮大、自然との交感を感じさせるのはさすがに巨匠の手腕。第3番は今では珍しい1950年出版のエーザー校訂による第2稿、第4番はポピュラーなノーヴァク校訂の1878/80年稿を使用。ワーグナーはブルックナー第4番のLP発売時のフィルアップだった音源です。CBS(デイヴィッド・モットレー)とバイエルン放送局(フリードリヒ・ヴェルツ)との共同制作によりヨーロッパ屈指の音響を誇ったミュンヘンのヘルクレスザールにおけるセッションで収録された最初期のデジタル録音で、クーベリック生誕110年を記念してオリジナル・2トラック・デジタルソースからの新規DSDリマスター。
[収録曲]
DISC 1
ブルックナー
1-4 交響曲 第3番 ニ短調 WAB 103
[1877年第2稿/エーザー校訂(ブルックナー出版社 1950年出版)]
ワーグナー
5 ジークフリート牧歌 WWV 103
DISC 2
ブルックナー
1-4 交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」 WAB 104 67:09
[1878/80年稿/ノーヴァク校訂(新全集IV/2 1953年出版)]
バイエルン放送交響楽団
指揮:ラファエル・クーベリック
[オリジナル・レコーディング]
[録音]1980年10月13日&14日(ブルックナー第3番)、1979年11月18日~21日(ワーグナー、ブルックナー第4番)、ミュンヘン、ヘルクレスザール/ソニーPCM-1600レコーダーによるデジタル・レコーディング
[プロデューサー]デイヴィッド・モットレー(CBS)、フリードリヒ・ヴェルツ(バイエルン放送)
[レコーディング・エンジニア]マルティン・ヴェーア(バイエルン放送)
[オリジナル・マスター] 2トラック・デジタル・ステレオ
[オリジナル・マスターからのDSDリマスタリング(2023年)]
アンドレアス・K・マイヤー(マイヤー・メディアLLC、ニューヨーク、スワンスタジオ)
[解説]池田卓夫、宇野功芳、歌崎和彦、クーベリック/バイエルン放送交響楽団 演奏記録(その3)
[表1使用ジャケット]ヨーロッパCBS初出盤(D2 35915)
カテゴリ : タワーレコード オリジナル企画 ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック) ANTON BRUCKNER
掲載: 2023年12月01日 00:00