『クリュイタンス名演集~"交響曲へのお誘い"他』『カンテッリの遺産 ステレオ録音集』SACDハイブリッド タワレコ限定 2026年9月18日発売
掲載: 2026年08月20日 12:00
タワーレコード・オリジナル企画盤 WARNER x TOWER RECORDS
高音質に特化したSACDシリーズ 名盤に相応しい音で蘇る!
クリュイタンス&VPOの"交響曲へのお誘い"他、 カンテッリのステレオ集成 名盤2タイトルを最新復刻
最新「Definition Series」 第76弾
国内盤SACDハイブリッド
世界初SACD化 代表的名盤を再構築
1.クリュイタンス&VPO,パリ・オペラ座管/" 交響曲へのお誘い"、スメタナ、ワーグナー、R.シュトラウス(2枚組)
<カンテッリ没後70年企画>
2.カンテッリ&PO、NBC響/カンテッリの遺産 ステレオ録音集 1954-56(3枚組)
旧EMI音源 新規で192kHz/24bit化音源使用
SACDハイブリッド盤 各税込 6,160円(1)、8,500円(2)
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでハイレゾ化した
マスター音源を使用し、最新でマスタリング(SACD層、CD層、それぞれ別個にマスタリング)
マスタリング・エンジニア:藤田 厚生氏
デジパック仕様、浅里 公三氏他による各新規解説、ディスコグラフィ(2)付
オリジナル・ジャケット・デザイン使用(一部)
2026年9月18日(金)リリース予定
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン 企画・協力:東京電化株式会社
株式会社ワーナーミュージック・ジャパンと東京電化株式会社のご協力による、「Definition Series(ディフィニション・シリーズ)」最新作は、未だ人気の高いクリュイタンスとウィーン・フィルによる"交響曲へのお誘い"他の2枚組と、今年(2026年)に没後70年を迎えるカンテッリの"ステレオ録音集 1954-56"3枚組の旧EMI音源、計2点を復刻します。いずれもステレオ初期の録音ながら当時の各オーケストラの特色ある音色と、素晴らしい演奏を選り集めた名演奏ばかりです。クリュイタンスは上記の企画盤以外のR.シュトラウスとスメタナの各2曲、パリ・オペラ座管弦楽団とのワーグナーにも注目ください。カンテッリは不幸な飛行事故で急逝したことにより「運命」の第1楽章が未収録で残されましたが、今回、この「運命」を含めステレオで収録された全7曲を集成しました。国内ではCD時代含め未発だったベートーヴェンの交響曲第7番含め、貴重な録音を最新の高音質でお楽しみいただけます。若くして完成されていたカンテッリの凄さを再発見ください。尚、当時のフィルハーモニア管弦楽団の首席ホルン奏者だったデニス・ブレインの活躍もまた興味深い音源であり、ステレオ録音は稀少ですので、その意味でもこちらも注目です。今回も従来のCDを超える音質により再評価に繋げるべく、貴重かつ重要な音源として取り上げた次第です。また、解説も新規で収録していますので、素晴らしい音色で蘇った音質と合わせ、最良のパッケージとしてお楽しみください。
いずれも過去に市販等で再発が行われてきたものですが、この企画の本質的な目的のひとつでもある、録音当時の音色を最新で蘇らせるということ、すなわちその時代、その場所にまるでタイムスリップするかのような感覚をリスニングにより追体験できることを目指し復刻を行っています。今回も最新で音楽的見地を持ってマスタリングを行っていますので、ぜひ各アルバムを比較の上、音質をご確認ください。
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用した最新のマスタリング含め、パッケージとしての作りに拘りました。現在における最高音質を目指して、今回もクラシックの盤歴を輝かしく飾る、まさに名盤中の名盤を復刻します。
<制作に関しまして>
当企画では、本国より取り寄せた192kHz/24bitのWAVデータを基本に、SACD層用としてDSDに変換後にマスタリングを行い、別途CD層用としてPCMでもマスタリングを施していますので、SACD層、CD層、それぞれ独立したマスタリングとなっています。PCMで編集した後にDSDにも変換を行う、もしくはDSDで編集した後にPCMにも変換を行うといった1回のマスタリング作業で兼ねるのではなく、SACD、CD、それぞれの特徴や音質を重視した上で、個別にマスタリングを行いました。その際、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけています。
当シリーズでは未だ高品位でデジタル化されていない音源を新たに取り寄せておりますが、一部では経年変化による不具合等が生じている箇所もございますことを、ご了承ください。時間と技術との狭間で、最大限の尽力で後世に残る音源を今後もリリースしていきたいと考えています。
~「ディフィニション」とは、解像度や鮮明さ、を表す単語。一般的には「ハイディフィニション」の略称で、主にテレビ画面などにおける表示が、高精細・高解像度であることにも用いられますが、音源におきましても、ハイレゾ化が進んだ現代の音楽環境から求められる要望に応えるべく、タワーレコードがこれまで発売してまいりましたオリジナル企画盤の延長として、新たに定義した新シリーズです。
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。
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国内盤SACDハイブリッド
クリュイタンス名演集〜〝交響曲へのお誘い〞、スメタナ、ワーグナー、R.シュトラウス (2026年マスタリング) (SACDハイブリッド)
アンドレ・クリュイタンス、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ・オペラ座管弦楽団
[TDSA-339/40 (2SACDハイブリッド) 6,160円(税込)] POS: 4943674457458
【収録曲】クリュイタンス名演集〜〝交響曲へのお誘い〞、他
<DISC1> Total time 80:45
“交響曲へのお誘い"
1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67 ‒ 第1楽章
2. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550 ‒ 第1楽章
3. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 ‒ 第3楽章
4. フェリックス・メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調 作品90 「イタリア」 ‒ 第4楽章
5. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:セレナード ト長調 K.525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 ‒ 第1楽章
6. アントニン・ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」 ‒ 第2楽章
7. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 作品93 ‒ 第2楽章
8. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」 ‒ 第3楽章
9. ベドルジフ・スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より 第2曲:「モルダウ」
10. ベドルジフ・スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より 第4曲:「ボヘミアの森と草原から」
<DISC2> Total time 70:54
11. リヒャルト・ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
12. リヒャルト・ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
13. リヒャルト・ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
14. リヒャルト・ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲
15. リヒャルト・ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
16. リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」作品20
17. リヒャルト・シュトラウス:歌劇「火の危機」作品50 – 愛の場面
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1-19,16,17)、 パリ・オペラ座管弦楽団 (11-15)
アンドレ・クリュイタンス (指揮)
【録音】
9-19 December(1-8), 1 December(9,10), 14, 16 & 17 January(16,17)1958 Großer Saal, Musikverein, Vienna
12 June(11), 1 July(12), 29 June(3), 20 June(4,5)1959 Salle Wagram, Paris
【Original Recordings】
Producers: Victor Olof & Peter Andry(1-10,16,17), René Challan(11-15)
Balance Engineers: Harold Davidson(1-10,16,17), Walter Ruhlmann(11-15)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
クリュイタンスがウィーン・フィルと残した珍しい企画盤と、得意としたワーグナー含む貴重なアルバム計3枚分を2枚組に集成!今回の発売のために新規で本国アナログ・マスターテープより最新復刻
"交響曲へのお誘い"と題した名交響曲他の聴き所が集められた名盤と、同じく1958年にウィーン・フィルと収録した貴重なR.シュトラウス&わが祖国から各2曲のオリジナル・アルバムに加え、得意としたワーグナーの序曲・前奏曲集(1959年録音。パリ・オペラ座管弦楽団)を加えた、計3枚分のステレオ録音を2枚組に集成(いずれも今回が初SACD化)。"交響曲へのお誘い"はベートーヴェン以外、クリュイタンスが他に録音していない作品であることでも大変珍しい音源です(ウィーン・フィルとのEMIへのセッション録音は上記以外では当企画で復刻済の「フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル」のみ)。高音質化により当時の典雅な音色が蘇りました。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
ベルギーの名指揮者アンドレ・クリュイタンス(1905年3月26日 - 1967年6月3日)は、祖父の代からの指揮者の家系に生まれ、父親から英才教育を受けた高い指揮技術と、生来の豊かな音楽性により、ヨーロッパで順調にキャリアを積んでゆきます。世界最高峰の二つのオーケストラ、ベルリン・フィルには1952年から66年まで客演、ウィーン・フィルには1955年から58年まで客演したほか、1956年のウィーン・フィル初の北米ツアーにカール・シューリヒトとともに同行し、19公演を指揮したことは特筆されるでしょう。このCDに収められた1958年12月9~18日録音の「交響曲へのお誘い」、同年12月1日録音のスメタナの2曲、同年1月14,16&17日録音のR.シュトラウス2曲の録音は、こうした両者の良好な関係の上に生まれました。
「交響曲へのお誘い」は、有名交響曲の楽章を8つ選んで録音した、ユニークなオリジナル・アルバムです。こうした企画は戦前のSPレコード時代からあり、モノラルLP時代にもフィードラー指揮ボストン・ポップス管弦楽団が録音しました。英EMIが1958年録音の初期ステレオLP(品番:ASD304)でリリースした「交響曲のお誘い」はこうした前例をもとに制作されました。しかし演奏はポップス寄りでなく本格的。人気・実力とも絶頂にあったクリュイタンスと、世界最高のオーケストラ、ウィーン・フィルを起用したところに、この企画の新しさと制作者の心意気が感じられます。日本では1961年2月にステレオLPレコード(品番:ASC5020)として発売されました。
このレコードはポピュラー的な選曲から「音楽的に見てとれない」との評があった一方、演奏内容に注目して極めて高く評価する評論家もいました。「『運命』の第一楽章では堂々たる厚味のある精神的な響きをもとにして、壮大、充実をきわめ、ある部分ではすさまじい悲劇感の高揚さえあった。(略)ベートーヴェンの交響曲『第八』の第二楽章は反対にノーブルの限りをつくし、上品な流れの美しさ、快いニュアンスと微笑をたたえながらの演奏が、昔のワインガルトナーを思い出させて、涙の出るほどなつかしい。(略)その他モーツァルト『アイネ・クライネ』や交響曲『第四〇番』の第一楽章の高貴なりっぱさ、ドヴォルザーク『新世界』交響曲第二楽章の、匂うがごときエレガンスは今もって忘れられない」(宇野功芳氏評、音楽之友社「レコード名演奏家全集」第1巻1962年刊より)。
この録音は、ウィーン・フィルの魅惑のサウンドを生々しく捉えており、名交響曲の聴き所がクリュイタンスの正統派の名演により次々と展開される楽しさがあり、日本ではCD時代も含めて、幾度も繰り返しリリースされました。今回の初SACD化により、さらに音質的な魅力を増しています。
次に、R.シュトラウスとスメタナのアルバムについて。R.シュトラウスの《ドン・ファン》はクリュイタンスの十八番で、ウィーン・フィル初登場で指揮したほか、イギリス・ツアー、北米ツアーでも指揮し、ウィーン・フィルと実に12度の演奏を経た成果がここに刻まれています。R.シュトラウスの歌劇《火の危機》より愛の場は、作品の甘美なロマンティシズムと色彩的なオーケストレーションの妙に、ウィーン・フィルの魅惑の響きと表情が加わり、夢に聴くような美しさを放っています。《モルダウ》は冒頭の二本のフルートによる、ほの暗く淋しげな響きから惹きつけられますし、その後のテーマを歌う弦楽器群の艶やかな音色とイントネーションも美しさの極み。《モルダウ》の様々な情景が、このコンビならではの格別な表情づけで味わうことができます。《ボヘミアの森と草原から》も、弱音器をつけた弦楽器群がフガートで木漏れ日を描写する場面を始めとして、《モルダウ》同様の美しさを誇っています。
最後にパリ・オペラ座管弦楽団を指揮して1959年6~7月に録音したワーグナーの管弦楽曲集について。クリュイタンスは戦前からフランスにおいてワーグナー歌劇の上演を積極的に行い、1955年にはオイゲン・ヨッフムの代役としてバイロイト音楽祭に初登場し、《タンホイザー》を指揮。これはフランス(ベルギー)の指揮者の同音楽祭初登場であり、公演を大成功させました。その後もバイロイト音楽祭に度々招かれ、《ローエングリン》、《ニュルンベルクのマイスタージンガー》、《パルジファル》を指揮しています。ここにはバイロイト音楽祭で指揮した、彼のレパートリー上で極めて重要な曲目が収められています。クリュイタンスがフランスのパリ・オペラ座管弦楽団とともにワーグナーを録音した意味は重要ですし、実際ここに聴く精緻でありながら劇場気分に横溢した見事な演奏に結実しています。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。尚、解説書には新規文章を掲載しました。また、ジャケットに関してはモノラルでの初出時のものを採用しています。今回のDefinition Series第76弾は、計2タイトルを発売いたします。
※ 世界初SACD化。ステレオ録音
※ SACDハイブリッド盤
※ デジパック仕様
※ 2026年最新マスタリング音源使用(192kHz/24bitで高品位デジタル化後にSACD層、CD層を個別にマスタリング)
※ マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書内に他のジャケット・デザインを一部採用)
※ オリジナルマスターから起因するノイズ等がございますが、ご了承ください
※ 解説:板倉 重雄(新規解説) 、解説書合計12ページ

《R.シュトラウス、スメタナ集》と《ワーグナー序曲・前奏曲集》の初出L'Pのアートワーク
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国内盤SACDハイブリッド
カンテッリの遺産 ステレオ録音集 1954-56 (2026年マスタリング) (SACDハイブリッド)
グィード・カンテッリ、フィルハーモニア管弦楽団、NBC交響楽団
[TDSA-342/4 (3SACDハイブリッド) \8,500(税込)] POS: 4943674457472
【収録曲】カンテッリの遺産 ステレオ録音集 1954-56
<DISC1> Total time 70:13
1. セザール・フランク:交響曲 ニ短調
2. ヨハネス・ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
<DISC2> Total time 70:28
3. フランツ・シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D.759「未完成」
4. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:交響曲 第29番 イ長調 K.201
5. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:音楽の冗談 K.522
<DISC3> Total time 59:33
6. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
7. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」 より
第Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ楽章(第Ⅰ楽章は未録音)
【演奏】
NBC交響楽団 (1)、 フィルハーモニア管弦楽団 (2-7)
グィード・カンテッリ (指揮)
【録音】
1954, Carnegie Hall, New York(1)、8, 9, 12, 16 & 18 August 1955(2), 18 August 1955(3,4),
28-31 May 1956(4,6), 31 May and 1, 4 & 5 June 1956(7), Kingsway Hall, London
【Original Recordings】
Producers: John Pfeiffer(1), Lawrance Collingwood(2-7)
Balance Engineers:Leslie Chase(1), Neville Boyling(2), Christopher Parker & Neville Boyling(3,4), Douglas Larter(5-7)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
<カンテッリ没後70年企画>
旧EMIレーベルに残したステレオ音源を3枚組に集成!未完の「運命」含む7作品が初SACD化。今回の発売のために新規で本国アナログ・マスターテープより最新復刻。世界初SACD化!新規解説、ディスコグラフィ付
グィード・カンテッリ(1920-1956)没後70年を機に、旧EMI(HMV)レーベルに残した各セッション録音のなかから、1954年4月にNBC交響楽団と収録した「フランク:交響曲」と、亡くなる約5か月前に録音し第1楽章以外が残され未完となった「運命」までのステレオ録音、計7曲を集成。ステレオ初期ながら特にフィルハーモニア管弦楽団との各音源は演奏もさることながら優秀録音でもあり、さらにホルンのTOPにはデニス・ブレインを擁した、非常に貴重な時代の記録です(飛行機事故により急死したカンテッリの約1年後にはデニス・ブレインも自動車事故で急逝)。現在聴いても新鮮なカンテッリの演奏を、世界初SACD化音源としてあらためて世に問います。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説、ディスコグラフィ付。永久保存盤です。
イタリアが生んだ夭折の天才指揮者、グィード・カンテッリ(1920年4月27日 - 1956年11月24日)の貴重なステレオ録音を3枚に収めています。1954年4月6日にNBC交響楽団と録音したフランクの交響曲は、LP初出時にはモノラル・リリースで、LP時代は日本未発売でした。その後、1978年にアメリカRCAが初のステレオ・リリースし、それがかなりの量、日本に輸入されたことで輸入盤ファンの間ではその清新な名演が評判となりました。彼のメンターであったトスカニーニ張りの"スコアに忠実"な演奏で、スコアの緩急強弱、アーティキュレーションに誠実に従いながら、それがあたかも自発的な表現のように生命力に満ち、燦然とした音響と、激しいダイナミズム、そしてしなやかな旋律線を描き出して、フランクの音楽を鮮烈に再現しています。伝説的なNBC交響楽団の一糸乱れぬアンサンブルが優れたステレオ録音で捉えられているのも貴重で、全ての音楽ファンにとって必聴の名演となっています。
フィルハーモニア管弦楽団とのブラームス:交響曲第3番、ベートーヴェン:交響曲第5番(第1楽章なし)、交響曲第7番もLP時代には日本未発売でした(第7番は日本盤初出。CD時代でもTESTAMENTの国内仕様盤でこれのみ未発売)。シューベルトの「未完成」、モーツァルトの交響曲第29番、「音楽の冗談」はLP時代に日本発売はあったものの、幾度もCD再発された「未完成」以外は、日本のファンにとっては馴染みが薄いものかもしれません。しかし、モーツァルトからブラームスに至るウィーン古典派の交響曲群は、前記したカンテッリがフランクの交響曲で示した指揮ぶりが、作品の古典的様式の歪みない描き出しにぴったりで、フィルハーモニア管弦楽団の高い技量と美しいステレオ録音も相まって、これらの作品の理想的再現、かつカンテッリならではの高貴な音楽性に満ちた名演と言えるものです。今回初SACD化による再評価を期待したいと思います。
なお、ベートーヴェンの第5番の第1楽章が欠けているのは、この楽章をゆっくり録り直そうと日程を後にしていたカンテッリが、悲劇的な航空機事故にあい、録音を果たせなかったためです。今回、未完ではありますがカンテッリ最後のセッションとなった曲ということもあり、本セットに収録しました。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。尚、解説書には新規文章を掲載しました。今回のDefinition Series第76弾は、計2タイトルを発売いたします。
※ 世界初SACD化。ステレオ録音。日本初発売(6)
※ SACDハイブリッド盤
※ デジパック仕様
※ 2026年最新マスタリング音源使用(192kHz/24bitで高品位デジタル化後にSACD層、CD層を個別にマスタリング)
※ マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書内に他のジャケット・デザインを一部採用)
※ オリジナルマスターから起因するノイズ等がございますが、ご了承ください
※ 解説:浅里 公三氏(新規解説) 、ディスコグラフィ(主なライヴ音源含む)付。解説書合計26ページ

シューベルト《未完成》とベートーヴェン《第7》の初出LPのアートワーク
カテゴリ : タワーレコード オリジナル企画 ニューリリース タワー限定 | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)