RYUKYUDISKO(2)
それがサイケデリックでしょう!
――“RYUKYUDISTO”の作業はどんな感じで進んでいったんですか?
哲史「基本はデータのやり取りですね」
AO「もらったデモを聴いたらけっこうそれだけで完成していたんですよ。でも、僕らも6人いるので、〈うちらはこうやって遊ぼうか〉ってのを作り直して、勝手にコーラスを入れたりサイケな部分を付け足していったり、ギターもかなり入れて」
哲史「全部演奏してもらっちゃいましたね」
HATA「一回、最初にもらったデモに近いものを作って、もうひとつのデモはDachamboなりの解釈を入れたのを作って……」
AO「〈やりすぎちゃった!〉みたいなヤツね(笑)」
HATA「そうそう(笑)。大丈夫かなって思いつつ、〈こんなん出ましたけど〉って正月に2人に渡したの」
哲史「いやぁ、最高でしたね! Dachamboのテイストがあって、さらにトンでいるから絶対こっちだろうってなりましたね」
HATA「で、それをさらにイジってもらって、こっちもまた投げ返して、ってのを繰り返して。RYUKYUDISKOなりの解釈とのキャッチボールをやって、それが楽しかったですね」
哲史「打ち込みだけでは表現できない音が入ってこそいっしょに作る意味があるわけで、それが本当におもしろくなったかなあっていう」
――お互い、かなりやりすぎちゃった感じがありますよね(笑)。アルバムのなかでももっともフリーキーな楽曲になってますし、それが痛快だなと。
哲史「Dachamboって曲の展開で半音上げてくるイメージがあったんで、デモでそのパートを作っていたんですよ」
AO「そしたら俺ら、半音どころかさらに上げまくっちゃって、デモ交換しているうちに互いが際限なく上げちゃってるっていう。〈それがサイケデリックでしょう!〉って話になってね(笑)」
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