ブリュノ・コクセ&レ・バッス・レユニ『チェロの誕生』~ナポリ、ボローニャ、モデナ~(2CD+BOOK)
バロック・チェロ奏者ブリュノ・コクセとレ・バッス・レユニが、今回「チェロ」という呼称が定まる前の時代まで遡って、イタリアでどのように低音弦楽器のための音楽が発展し、今日知られるチェロのイメージが形成されていったかを探ります。それぞれの地域で16~18世紀に活躍した作曲家たちの作品を厳選。コクセは多種多様な楽器を使い、60ページに及ぶブックレット(英・仏語)でそれぞれの使用論拠もカラー写真入りで詳述
日本経済大学吹奏楽部、初のオリジナル・アルバム!『芳賀傑:彩をえがく鳥』
2019年度4月にわずか17名で創部され、たった3年後には群雄割拠の九州大会を制し全日本吹奏楽コンクール全国大会の切符を勝ち取った「日経大」の記念碑的CDが誕生しました。(CAFUA)
フュジェ&レゼポペー(声楽&古楽器アンサンブル)/リュリ:テ・デウム、詩篇第19篇
声楽&古楽器アンサンブル「レゼポペー」が、本場ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂で進めるリュリのグラン・モテ録音第4弾。今回のアルバムでは王室祝賀行事など晴れがましい場面で愛奏される、リュリの傑作『テ・デウム』を中心とする選曲。総勢50に上る合唱はヴェルサイユ・バロック音楽センターの合唱団に加え、フュジェの楽団レゼポペーのソリストたちが小合唱を構成しています
ウェールズ弦楽四重奏団/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番&第14番~『ベートーヴェン 弦楽四重奏曲全集 6』
全曲録音の佳境を迎えた第6集は、作品18の6曲で最大規模の第1番、そして楽聖全作品のなかで、最も多様性に溢れる金字塔、7楽章から成る大作 第14番を収録。ナンバーとは異なり「第1番」はこのジャンル最初から2番目、そして「第14番」は最後から2番目の作品です。(フォンテック)
アニー・フィッシャーのBBCステレオ放送録音!シューマン: ピアノ・ソナタ第1番、シューベルト: 即興曲
2024年に生誕110年となる、ハンガリー出身の名手アニー・フィッシャー(1914-1995)のBBCスタジオでの録音がCD初登場。シューマンとシューベルトは彼女が得意とした作曲家ですが、ここに収められた2作品の全曲録音は、他には後年のハンガリーでのライヴくらいという貴重なもの。中でもシューマンのソナタ第1番は、同時代のピアニストには珍しいレパートリーと言えます。明瞭なステレオ録音
アルヴィド・ヤンソンス&レニングラード・フィル BBCステレオ音源/チャイコフスキー: 交響曲第5番、眠りの森の美女(2枚組)
ラトビアの名指揮者アルヴィド・ヤンソンス(1914-1984)。マリス・ヤンソンスの父としても知られる彼の生誕110年、没後40年となる今年、BBCに残された貴重な録音が初めて正規発売となります。1971年9月13日プロムスで演奏した『眠れる森の美女』は過去にモノラルのCDが存在しましたが、同日の「フランチェスカ・ダ・リミニ」、その4日後のチャイコフスキー交響曲第5番、そして1983年ソヴィエト国立交響楽団との「古典」は今回が初出とみられます。しかも全てステレオ!
E.フィッシャー(p)フルトヴェングラー&フィルハーモニア管~ベートーヴェン “皇帝” 2トラ38オープンリール復刻
これらはフルトヴェングラーが偉大なソリストを迎えての貴重なセッション録音でした。当シリーズでは2曲ともLP復刻(「皇帝」:GS-2008、2005年、ALP1051使用/マーラー:GS-2015~6、2006年、ALP1270使用)を発売していますが、今回、初めてテープ復刻を行いました。「皇帝」は2トラック、38センチ、オープンリール・テープを使用、望みうる最上の得音質を獲得しました。マーラーは2トラック、19センチのテープですが、全体の音質は「皇帝」と何ら遜色ありません。(平林直哉)
ロバート・レヴィン、カミングズ、チチッチ&アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック/モーツァルト:ピアノ協奏曲第6番&第8番、他
長い中断の後、2023年春にレーベルを変えて突如再開したレヴィン&AAMによるモーツァルト:ピアノ協奏曲の全曲録音。第4集は1776年にザルツブルクで作曲された協奏曲を集めています。今回は、これらの作品に取り組むにあたり「チェンバロとフォルテピアノの中間的な存在でクラヴィコード的な性格もある」タンジェント・ピアノを使用。3台の鍵盤楽器のための協奏曲ではフォルテピアノとチェンバロを加えることで3種の音色が生み出す華麗な効果が生まれ、各パートの音の動きを追いやすくなりました
ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘント&シャンゼリゼ管/フォーレ:レクイエム~2021年ライヴ・レコーディング!
フィリップ・ヘレヴェッヘの3度目となるフォーレ「レクイエム」の録音がNIFCレーベルからリリース!2021年録音、NIFCが主催する音楽祭「ショパンと彼のヨーロッパ」でのライヴ・レコーディングです。フォーレの「レクイエム」は主に3つの版が演奏されますが、今回は1度目の録音と同様、初稿にバリトン独唱と金管楽器が加わり、「奉献唱」と「リベラ・メ」が追加され7曲構成となった第2稿(1893年版)での演奏です
ソン・ヨルム&スヴェトリン・ルセフ『LOVE MUSIC』
ソン・ヨルムのナイーブ・レーベル第2弾は、『LOVE MUSIC』と題し、ヴァイオリンのスヴェトリン・ルセフを共演者に迎え、ワーグナーに始まりワーグナーに終わる、後期ロマン派作品を集めたこだわりの1 枚です。恋の喜びに満ちた、あるいは恋に落ちる瞬間の心が震え変容する瞬間を讃えるような作品がならびます
ティモシー・リダウト『ライオネル・ターティスに捧ぐ』(2枚組)
現代ヴィオラ演奏の父とも賞される、ライオネル・ターティス(1876-1975)。ヴィオラのための作品を数えきれないほど委嘱、さらに名曲をヴィオラのために編曲するなど、ヴィオラのレパートリーと魅力、さらに楽器自体の発展に大きく寄与しました。今回ティモシー・リダウトが、ターティス本人の作品や、ターティスの友人や師匠、生徒たちによるターティスゆかりの作品を集めて演奏、2枚組のCDとしてリリースします
ネッロ・サンティ&読売日本交響楽団/ブラームス:交響曲第1番&メンデルスゾーン:交響曲第4番
巨匠サンティの貴重なオーケストラ・ワークス。本アルバムは1999年にレコーディングされたライヴ音源を、オリジナル・マスター・テープより起こし時間をかけリマスタリングを行いました。より鮮やかになった巨匠の至芸をお楽しみ下さい
シュメルツァー&グランドラヴォア/ブリュメル:地震ミサ
レコード・アカデミー賞2019で音楽史部門賞を受賞した古楽アンサンブル「グランドラヴォア」。今作ではアントワーヌ・ブリュメル(c.1460-1512/13)の驚くべき12声のミサ曲 《見よ、大地が大きく揺れ動き》(地震ミサ)を取り上げました。2023年のヨーロッパ・ツアー中にレコーディングされたこのアルバムでは、通常の歌手陣に4人の管楽器(セルパン、ツィンク、ナチュラル・ホルン×2)が加わり、更にポルトガルの作曲家兼ジャズ・ギタリスト、マヌエル・モタが招待され、モタの自作と交互に奏されています
ボロン&シュターツカペレ・ハレ/R.シュトラウス:バレエ音楽《ヨゼフ伝説》
R.シュトラウスがバレエ・リュスのために書いたバレエ音楽《ヨゼフ伝説》。戦時中は演奏されることがありませんでしたが、戦後に各地で演奏されるようになり、作品の再評価が進みました。作曲家、アレンジャーとしても活躍する指揮者ファブリース・ボロンが、シュターツカペレ・ハレから官能的な響きを紡ぎだしています
ポシュナー/#bruckner2024プロジェクト~ 第13弾は交響曲第3番(第3稿/ノーヴァク版)
CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年までにブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン)を録音しようという企画、 「#bruckner2024」の第13弾。第3番は第3稿/ノーヴァク版による録音が登場
Berlin Classics『ギュンター・ヘルビッヒの芸術』(3タイトル)~マーラー、ショスタコーヴィチ、ブラームス
ドイツの巨匠ギュンター・ヘルビッヒ(1931年11月30日生まれ)のBerlin Classicsへの録音が3つのBOXにまとめられました。旧東ドイツ時代のベルリン交響楽団との録音、そして2000年から2006年まで首席指揮者を務めたザールブリュッケン放送交響楽団との録音を中心に編成されています。※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも掲載)
初出!ハイティンク&バイエルン放送響~ショスタコーヴィチ: 交響曲第8番(2006年ライヴ)
2024年に創設75周年を迎えるバイエルン放送響のアーカイヴから貴重な初出音源が登場。2006年9月に行われたショスタコーヴィチの第8番のライヴ。ハイティンクにとってショスタコーヴィチは特別な作曲家で、西側の指揮者として初めてショスタコーヴィチの交響曲全集の録音を完成(Decca)させました。その中でも第8番はコンサートでも定期的にとりあげていたようですが、CDとなると前述の全集に含まれている1982年のコンセルトヘボウ管とのものしかありません
ラトル&バイエルン放送響/マーラー:交響曲第6番~第6代首席指揮者始動!2023年9月ライヴ
2023/24シーズンからヤンソンスの後を継いでバイエルン放送響の第6代首席指揮者に就任したサイモン・ラトル、マーラーの第6番やハイドンの天地創造といった得意曲でシーズン・オープニングを飾りました。特にマーラーの第6番はベルリン・フィルへの初登場(1987年)と同フィル首席指揮者としての最後の演奏会(2018年)でもとりあげた曲で、それをバイエルン放送響の任期の始めに持ってきたところに特別な思いと万全の自信がうかがわれます
『アンチェル傑作ライヴ集』(6枚組)~コンセルトヘボウ、オランダ放送フィル、トロント響との共演
ALTUSから発売されているアンチェル指揮のタイトルから4タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。コンセルトヘボウとのハイドン、フランク、ドヴォルザーク、プロコフィエフ、オランダ放送フィルとのハイドン、トロント響とのモーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、メンデルスゾーン、マーラーなどを収録。クレバースとのベートーヴェンVn協奏曲、ワイエンベルクとのラフマニノフ:狂詩曲も収録
『アーベントロート集成・絶倒編』(4枚組)~ハイドン、モーツァルト、シュトラウス、カリンニコフなどを収録!
ALTUSから発売されているアーベントロート指揮のタイトルから4タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロートは楽団員から尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください