第7回「寂しい心を癒すジャズ」
第7回「寂しい心を癒すジャズ」秋のメランコリーを克服
【今月の担当部員】 商品本部映像担当・幡野裕子 (入社7年目、「キノコの季節、沖縄で食べたアワビ茸のオムレツが最高でした」) 新宿店・中川舞 (入社3年目、「『gree』見ながら一緒に歌ってます」) ディストリビューション事業部MD部・安達真弓 (入社8年目、「雲取山の山小屋に泊まってご来光拝みました」) |
幡野: すっかり寒くなって感傷的になりがちな季節ですね。最近、周りの友人がどんどん結婚していくんです。うれしい反面、独り身としてはいろんな意味で寂しくなるわけです。
安達: 独り暮らし……。雨だと、さらにこたえますね。だからこそ、今回は「寂しい心を癒やすジャズ」。情熱的な女性ボーカルを聴いて心を温めましょう。オランダの歌姫、アン・バートンの『ブルー・バートン』は心に染みます。しっとりムーディーに切ない女心を歌っています。
中川: ジャズはまだまだ勉強中ですが、やっぱり傷心の時や疲れた時は、柔らかい女性の声が聴きたいなと思います。ノラ・ジョーンズ『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』から“ドント・ノー・ホワイ”。ベタですみません。テーマを聞いた瞬間に、バチーンと浮かんだので。本当にいつ聴いても素晴らしい。失恋の曲ですが、ノラの声で包み込まれるような感覚になります。
幡野: 恋愛教科書のような一作はいかが。『Couleur Cafe Presents JAZZ ME UP!』は、サラ・ヴォーンやビリー・ホリデイ、フランク・シナトラなどジャズの名曲がぎっしり詰まった一枚。曲に秘められたストーリーやセリフを、ジャズ歌手のakikoさんがわかりやすく解説した本も付いているんです。
安達: 読み込めばオンナ度も上がるかも。
幡野: あと、恋や仕事につまずいた時には『ゲット・ハッピー』が効きます。由紀さおりさんとのコラボで話題になったジャズ集団、ピンク・マルティーニが、トルコ、ルーマニア、メキシコなど色々な国の懐かしい名曲をカバーしました。旅行気分に浸れますよ。
中川: 日本の「ズンドコ節」も!
幡野: もちろん日本語で歌ってます。笑っちゃうかもしれませんが、一緒に口ずさめて元気になれます。私は秋生まれなので、食欲も増して基本、元気ですが。
安達: 私が好きな女性ヴォーカルものは、一人酒のお供にも最高。
中川: 私もノラというと、女の子が寒い日の部屋で温かい物を飲みながら窓の外を眺めているのを妄想するんです。あれ、テーマは食欲の秋でしたっけ?
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アデル『19』
恋人を追い続けるか、それとも別れを選ぶべきかという内容の曲なんですが、MVの中に、落ち葉にまみれて恋人たちが踊るシーンがありまして…。今回のテーマを聞いた瞬間、一瞬でそのシーンが浮かびました。私自身も、冬の寒い日に落ち葉を踏みしめて歩く帰り道に聞きたいような、センチメンタルなアルバムでもあります。ADELEの声が本当に素敵なんですよね。
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掲載: 2013年04月10日 00:00
更新: 2014年03月12日 14:30