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タワレコ presents 毎日、女子ジャズ。

第3回「雨の日にこそ聴きたいジャズ」梅雨時 心もしっとり

【今月の担当部員】
上田店・今瑞穂
(入社8年目、お気に入りは「タワチッチ」のぬいぐるみ)
経営企画室・工藤彩香
(入社4年目、趣味は食べ歩き)
新宿店(クラシック担当)・油座友里恵
(入社8年目、最近のブームは「あまちゃん」)

油座: もう梅雨入りしたということで、今月のお題は「雨の日にこそ聴きたいジャズ」だそうです。

: 雨の日はのんびりと読書をしたり、部屋の掃除をしたりと家にこもりがちですが、ぜひそんな時は、好きなピアニストのソロに聴き入りながら過ごしたいですね。

 米国の若手ピアニスト、ブラッド・メルドー初のソロ・アルバム『エレゲイア・サイクル』は、激しい曲もバラードもあって、哀愁のメロディーが心に刺さり、透明で美しいメルドーの世界観が余すところなく堪能できる作品です。

工藤: 雨、雨ですか……。じゃあ私はとりあえず、タイトルで選んでみました。日本の5人組インスト・バンド、PE'Zのアルバム『日本のジャズ』から、11曲目の“みずいろの雨”を。「♪あぁ~、みずいろの~雨~」という歌い出しで有名な八神純子さんの歌謡曲をジャズにしていて、アレンジもすごくカッコいいし、これから初めてジャズを聴いてみようという人にはオススメの1枚かも。

油座: 私は、雨もしたたるいい女、ということで女性ヴォーカルをご紹介しましょう。チャーミングなジャケットもステキな、スウェーデン出身のイザベラ・ラングレンのデビュー・アルバム『若しあなただったら』。私たちアラサー女子の多くは、「スウェーデン」とか「北欧」って言葉にすぐ反応しちゃうんです(笑)。彼女の歌声がこれまたいいんですよ!
 9曲目の“バラ色の人生”を歌う彼女の温かく輝く声色は、雨の日のユウウツな気分を忘れさせてくれますし、その流れで10曲目の“リーチ・フォー・トゥモロウ”を聴けば、明日は晴れるといいなって思える、そんなアルバムです。

: 北欧! 私もすかさず反応しちゃいました。もう1枚紹介させてください。北欧ジャズの先駆者、ブッゲ・ヴェッセルトフトの『ソングス』。透明感にあふれ音色で月夜のように静寂にゆったりと奏でられるスタンダードが雨の日とマッチしそうです。しっとりと美しい静寂のピアノと癒しの雨音を重ね合わせてより深く音楽に浸ってみてはいかがでしょう?

油座: あぁ~……、私も雨が似合う女になりたいなぁ。

工藤: 突然のため息でビックリしたぁ。“みずいろの雨”を歌い出すのかと思った。

 

こちらもオススメ!

カレン・ソウサ『HOTEL Souza』
 雨もしたたるいい女ジャズ・ヴォーカルを。女性ジャズ・ヴォーカルは女子ジャズ部員の<いい女&デキる女>としてのお手本、憧れでもあります。その中から雨の日のアンニュイな気分をさらに存分に味わうための1枚、カレン・ソウサの『HOTEL Souza』を。マリリン・モンローのような色気ムンムンのルックス、ため息まじりのグッとくる歌声で歌ってくれます。「雨の降った夜にホテル・ソウサで雨宿り…”」なムード抜群のアルバムです。

 

クオシモード『GOLDEN WORKS - remixed by quasimode -』
 自宅のCDラックを眺めていて、雨に濡れたような綺麗なジャケットだよなって選んだのがquasimodeの『GOLDEN WORKS - remixed by quasimode -』。残念ながら、この濡れたようなジャケットは初回盤限定で、今は中々手に入らないようなのですが…。でもジャケットが無くても、本当にオススメの1枚。quasimodeと豪華アーティスト勢がコラボしたリミックス・アルバムで、梅雨で憂鬱な気分も吹き飛ばしてくれるようなカッコイイ楽曲が詰め込まれています。

 

掲載: 2013年04月10日 00:00

更新: 2014年03月12日 14:30