全国のタワーレコードスタッフが、己の耳と直感だけ信じて選んだ、まだ世間で話題になる前のアーティストを、いち早くピックアップする、それが“タワレコメン”である。

タワレコメンアワード2023

Dos Monos

Dos City

荘子it(Trackmaker/Rapper)・TAITAN MAN(Rapper)・没(Rapper/Sampler)からなる、3人組HipHopユニット。荘子itの手がける、フリージャズやプログレッシブ ・ロックのエッセンスを現代の感覚で盛り込んだビートの数々と、3MCのズレを強調したグルーヴで、東京の音楽シーンのオルタナティブを担う。昨年初の音源「Clean Ya Nerves」を日米のレーベルから同時にリリースし、世界的にも話題を集めている。

BANGLANG

blue hour

北海道・苫小牧在住、觸澤太遥(Gt/Vo)、髙橋萌斗(Ba/Cho)、氏家啓伍(Dr)の3ピースロックバンド、BANGLANGのファーストミニアルバム『blue hour』5月15日発売。2017年無料で配布されたsmall indies tableのサンプラー「NO COIN JOURNEY vol.1」に参加。当時現役高校生ながらライブパフォーマンスも注目を集め、2018年3月に4曲入りの自主盤シングル『BANGLANG』をリリースし、北海道のみならず全国でライブを重ね、2019年3月大阪のレーベルTHE NINTH APOLLOへの所属を発表!

Mom

Detox

すべてのトラックをGarageBandで制作し、人懐こくて手触り感のある独自のジャンル「クラフト・ヒップホップ」を提唱する現役大学生アーティストMom(マム)が、デビュー盤よりわずか6か月でセカンド・アルバムをリリース!ひとりの主人公の存在を強く感じさせる歌詞世界と統一されたサウンドメイキング、そして、曲順含め丁寧にコンセプチュアルに作り込まれたという今作。物語の語り部である男にMom自身を重ね、「歌うこと」「表現すること」への決意や、音楽(=ヒップホップ)に対しての揺るがない想いが随所に漏れ出る意欲作。

東郷清丸

Q曲

芳醇かつ絶妙なポップスのバランス感覚で中毒者を集めている東郷清丸。ファーストアルバム『2兆円』が七尾旅人、澤部渡(スカート)、DAOKO、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)などからも注目され話題になった。多くのゲスト陣が参加した本作は広義のダンスミュージックやワールドミュージックをも取り込みつつも、あくまでに清丸ワールドを展開する、唯一無二とも言える新境地に達している。

The Japanese House

Good At Falling

<BBC Sound of 2017>にノミネートされたことで大きな注目を集めた、ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター、アンバー・べインによるソロ・プロジェクト=ザ・ジャパニーズ・ハウスが、ペール・ウェーヴス、The 1975を擁するレーベル〈Dirty Hit〉からデビュー・アルバムをリリース!

Loyle Carner

Not Waving, But Drowning

BBC Sound Of 2016、2017年度マーキュリー・プライズ、2018年度Brit Awardで2部門にノミネート、NMEアワードでは最優秀ブリティッシュ・ソロ・アーティスト賞を受賞しUKを代表するMCへと成長を遂げたロイル・カーナーが待望のセカンド・アルバムをリリース!本作には盟友トム・ミッシュ、ジョーダン・ラケイ、レベル・クリフ、キコ・バン等が参加、更にはグラミー賞ノミネートのUK歌姫ジョルジャ・スミスも客演!

Barrie

Happy To Be Here

大ヒットシングル"Canyons"でいきなり登場したブルックリンの5人組Barrie (バリー)による待望のデビューアルバムが完成。Snail Mail, Solange, Grizzly Bearを手掛けたプロデューサーJake Aron を迎えて制作された作品は、シティーポップやAORからの影響を感じさせる"Darjeeling"、ピアノのメロディーが高らかに始まりを告げるドリームポップ"Clovers"、レトロなシンセサウンドが特徴的な"Saturated"など幅広いサレンジの楽曲を披露。全作曲を手掛けるバリー・リンジィの才能が一気に開花した作品といえるでしょう。