全国のタワーレコードスタッフが、己の耳と直感だけ信じて選んだ、まだ世間で話題になる前のアーティストを、いち早くピックアップする、それが“タワレコメン”である。

タワレコメンアワード2023

いつものこと

UNFAIR RULE

いつものこと

作品紹介

山本珠羽(Gt/Vo)、片山葉(Ba)、杉田崇(Dr)からなる岡山発3ピースロックバンド。現在18歳の珠羽(Gt/Vo)から放たれる、優しく且つ芯のある歌声と、"今っぽさ"が濃縮された10代の目線で歌われた歌詞が魅力。CD流通や音源配信がされていない中、一部のTOWER RECORDS店舗とライブ会場のみで発売されていた作品が口コミで評判を呼び、インディーズバンド音楽配信サイト「Eggs」のスタッフが2022年を象徴する10枚を選ぶ「Eggs Choice! Award 2022」に選出、さらに今年1月にオンエアされた日本テレビ「バズリズム02」の「今年これがバズるぞ!THE BEST 10」で30位中25位にランクイン。ダイナミックなライブも支持を受けており、「京都大作戦2022前夜祭」に出演し、「FM802 MINAMI WHEEL 2022」では入場規制がかかるなど、そのパフォーマンスも注目を集め知名度を拡大中。初の全国流通盤となる今作は、ライブの定番曲ともなっている「気づいてほしい」、「馬鹿みたい」、「次の日のこと」や、CD限定の収録曲「いつものこと」など、ベストアルバム的な内容になっている。

タワレコメン推薦者コメント(推薦者:渋谷店/櫻間、商品統括部/久保山)

その可憐な見た目に反して珠羽(Gt/Vo)のカッコよさが溢れ出しています!Hump Back、TETORA、炙りなタウンらの系譜を継ぐ、声もいいし曲もいい、ライブハウス行きたい!って感情が溢れてくるような素敵なバンドです。

Apes

PUR

作品紹介

坂井玲音(Vo/Gt)、アラユ(Gt)、村尾ケイト(Ba)からなるスリーピースバンド。羊文学、Creepy Nutsらを擁する株式会社次世代が開催した初のオーディション〈Go To オーディション〉で、1,000組を超える応募者のなかからグランプリを獲得。ニルヴァーナからNOT WONK、アークティック・モンキーズ、DYGL、カネコアヤノまで、洋邦を問わずに、さまざまな音楽からの影響を吸収したオルタナティブなサウンドと、懐かしさと新しさがある個性的なポップネスが魅力の、現代を生きる東京ローカルな若者たちが等身大のロックを鳴らす。今作は3人体制となり、Apesの強い決意を感じさせるポジティヴなメッセージに満ち溢れた作品。

タワレコメン推薦者コメント(推薦者:ららぽーとTOKYO-BAY店/滝野、名古屋パルコ店/片倉、広島店/難波、渋谷店/長岡、渋谷店/櫻間)

やっと!やっと!1stフルアルバムをリリース!軽やかなオルタナ!時折ズシンとくる重量感!2010年代オルタナ好きなら全方位でドキドキしてしまいます!気だるげなゆるさとサウンドのキャッチ―さの塩梅が絶妙です。

INORI

dawgss

INORI

作品紹介

森光奏太(Ba.Vo)と上原俊亮(Dr)による二人組ユニット。2020年より活動を開始し、数々のセッション動画をSNSに投稿し話題を集める中、2022年にdawgssと名前も新たに「ORANGE」でデビューを飾る。それ以降も、MELRAWがホーン・アレンジにて参加した「FINALE」や、ゲスト・ヴォーカルに さらさ を迎えた「祈り」といった楽曲をリリースし、そのソウルを軸にしたグルーヴ感とメロウネス、ベースとドラムを中心とした抜群バンド・アンサンブルが高い評価を獲得。dawgssとしての活動と並行し、藤井 風や、Kan Sano、Yaffleといったアーティストのレコーディングやライブのサポートを務めるなど、活動の幅を益々広げている。今作はライブでのサポートメンバーでもある和久井沙良やイシイトモキが参加した「MOON WALK」「夢中」など全10曲を収録したファースト・アルバム。レコーディングには小西遼(CRCK/LCKS, 象眠舎)や真砂陽一、半田彬倫、菰口雄矢や、ヴォーカル・ディレクションとしてAAAMYYYやTENDREも参加し、アートワークはこれまでdawgss一連の作品を手がけるフジイセイヤとRakが担当。

タワレコメン推薦者コメント(推薦者:商品統括部/久保山)

ドラムとベースボーカルの二人組ユニットが奏でるメロウな歌声とR&B~ジャズ~ソウルのハイブリッドミックス。藤井 風、Yaffleといったアーティストのレコーディングやライブ・サポートも務めており、その演奏技術はお墨付き。

回送行き

悒うつぼ

回送行き

作品紹介

2018年5月からMV投稿を開始しているネットクリエイター。自身で作詞・作曲・編曲・歌唱等を行い、MV の制作を活動の主目的とし、映像は谷口 修が担う。遠回しな厭世観を小気味良いリズム感で淡々と垂れ流し、生活の一場面をサンプリングし解体・構築を繰り返す事により生成されたビートは、日常生活の中で偶発したものの様にも聴こえる。
2020 年12 月発売の1st アルバム「嘘八百」がスマッシュヒット。本作でも、ぎこちない生活の中にある言いようのない憤懣と憎悪をぐだぐだと冗談めかして垂れ流す。MVとして既出の「婆心古狸」と「肴にした冗談」と「四阿語り」は一層の人間味を付与するために殆どを再構築している。MVの制作で映像を担っている谷口修の手掛けるアートワークと共に没入してほしい1作。

タワレコメン推薦者コメント(推薦者:オンラインMD企画・運営部/佐々木)

楽曲と谷口修の手掛けるアートワークが唯一無二の世界観を作り出しています。音源としての魅力はもちろん、そのアートワークを堪能するべく是非CDで手に取っていただきたい作品です。