古楽・バロック
古楽アンサンブル「ラ・レヴーズ」の新録音!『1740年頃のロンドン~ヘンデルの音楽家たち』
ラ・レヴーズの新譜は、1740年代のロンドンの音楽をプログラムにした1枚。当時のロンドンといえばヘンデル。ヘンデルが自身のオーケストラに招いた奏者はみな、ヨーロッパを代表するヴィルトゥオーゾたちでした。彼らはまた、作曲家としても活躍し、楽器の普及など、イギリスの音楽生活に力強い変化の風をもたらしました。当時のヘンデル周辺には多大な影響力があったことに感じ入る内容です。(キングインターナショナル)
(2023/07/27)
マハン・エスファハニの新録音はハープシコードとクラヴィコードを弾き分ける!J.S.バッハ:フランス組曲(2枚組)
ハープシコード奏者マハン・エスファハニのバッハ新録音は「フランス組曲」。前作の「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」(PCDA68387/CDA68387)に続き、ハープシコード、クラヴィコードと弾き分けたエスファハニならではの興味深いレコーディングとなりました
(2023/07/27)
ジャリ&ヴェルサイユ王室歌劇場管によるフランス語版!モーツァルト:《バスティアンとバスティエンヌ》/ペルゴレージ:《奥様女中》(2枚組)
ガエタン・ジャリとヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団が、ペルゴレージの傑作喜歌劇《奥様女中》と、当時のフランス語オペラを手本にして少年モーツァルトが書いたドイツ語音楽劇《バスティアンとバスティエンヌ》を、それぞれ異なる歴史的文脈の中で生まれたフランス語版で録音したアルバムが、ヴェルサイユ宮殿の独自レーベル「Château de Versailles Spectacles」から登場
(2023/07/26)
トゥルネ&ラ・シャペル・アルモニークによるシャルパンティエ:“テ・デウム”およびその他のグラン・モテ
ヴァランタン・トゥルネ率いるラ・シャペル・アルモニークの新録音は、代表作のひとつ“テ・デウム”を含むシャルパンティエの大規模声楽作品集。17人の合唱と5人のソリストが織りなす音響美を支えるオーケストラは、弦楽14名に数々の管楽器群が加わる手堅い構成。バロック・ヴァイオリン奏者マンフレード・クレーメルやリュート奏者キート・ガートなども参加し、古楽器演奏の魅力も存分に味わえる演奏内容となっています
(2023/07/26)
世界初録音あり!ジュリアーノ・カルミニョーラ、ドーニ&アッカデーミア・デラヌンチアータによるヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集(3枚組)
ジュリアーノ・カルミニョーラが古楽器楽団アッカデーミア・デラヌンチアータと満を持して3枚組でヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集を録音!CD1枚ごと春(最初の躍進期)、夏(全盛期)、秋(名声安定期)と作曲年代で作品を集め、変則調弦(スコルダトゥーラ)の活用やスリリングな超絶技巧、オペラにも通じる歌心、細やかな音響表現の妙と、多岐にわたるヴィヴァルディ語法の魅力を隅々まで徹底分解してゆきます
(2023/07/26)
ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘントによるJ.S.バッハ: カンタータ BWV 6、99、147
ヘレヴェッヘが自主レーベルPhiで続けている、200曲近いバッハの教会カンタータからの厳選録音に、人気曲第147番が登場。今回収録された3曲は1723年から25年までの間にライプツィヒ聖トーマス教会のために作曲されたもので、いずれも各声部にアリアやレチタティーヴォがあり合唱との鮮やかな対照を聴かせるほか、管楽器も随所でオブリガート的に活躍するなど、聴きどころの多い作品です。アレックス・ポッター、ペーター・コーイ、ドロテー・ミールズなど参加しています
(2023/07/25)
フランス・バロックの第一人者クリスティ&レザール・フロリサンによるシャルパンティエの名盤がボックスで登場!『シャルパンティエ・ボックス』(8枚組)
ウィリアム・クリスティによって1979年に設立されたレザール・フロリサン。40年にわたる録音活動から最初期の録音も含む、シャルパンティエ作品の選りすぐりがボックスで登場!歌劇《メデ》は、2度録音を行っていますが1984年の最初の録音が復刻されています
(2023/07/25)
古楽器集団「レ・レクレアシオン」によるバッハ:フーガの技法(未完部分補筆完成版)
古楽器集団「レ・レクレアシオン」による、弦楽四重奏編成を基本としながら、古典派時代以降に廃れていった楽器(ヴィオリーノ・ピッコロ、チェロ・ピッコロ)も用いて作品本来の姿に迫ったバッハの“フーガの技法”。全てバッハが書いた通りの音符で全編演奏を実現しました。最後の断筆部分は、ここでは古楽再現の作法に従いヴァイオリンのマチュー・カミレリが独自の終結部を補筆
(2023/07/21)
アンドレ・リスレヴァンドの新録音!『華やげるヴィオラ・ダ・ガンバ芸術の晩期』
ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者アンドレ・リスレヴァンドの新録音は、ドイツと英国で18世紀に活躍した作曲家たちに焦点を当て、ガンバと同じく当時すでに全盛期を過ぎ廃れかかっていたリュート(およびテオルボ)と、新たに普及していったフォルテピアノを交えた編成で、アーベル、C.P.E.バッハ、J.S.バッハ、テレマンの作品を収録
(2023/07/21)
エルヴェ・ニケ&ル・コンセール・スピリチュエルによるグルック:歌劇《エコーとナルシス》(2枚組)
グルック晩年の歌劇“エコーとナルシス”。ルネ・ヤーコプス指揮の1987年録音以来40年近く全曲録音がなかったこの幻の重要作を、18世紀のフランス語オペラ復権に精力的なエルヴェ・ニケ&ル・コンセール・スピリチュエルが録音!表題役にはアドリアナ・ゴンザレス、シリル・デュボワが出演
(2023/07/20)
フェントロス&ラ・スフェラ・アルモニオーサオランダ古楽作曲家シリーズ第3弾!ヴァッセナール:6つのコンチェルト・アルモニコ
古楽アンサンブル「ラ・スフェラ・アルモニオーサ」によるオランダ古楽作曲家シリーズ第3弾。ひと昔前はペルゴレージ作とされ、ストラヴィンスキーの『プルチネッラ』に使われたことでも有名なヴァッセナールの“コンチェルト・アルモニコ”をライヴ録音
(2023/07/19)
ヴィオール奏者、上村かおりのソロ第2作!『鏡 Kagami ~ヴィオール小曲集~』
ヴィオール奏者、上村かおりのソロ第2作は、チェンバロ奏者アリーン・ジルベライシュとヴィオール奏者リカルド・ロドリゲス・ミランダとのアンサンブル。マレ、J.S.バッハ、ドレなど、17~18世紀の英仏独さまざまな地域のヴィオール作品を、3幕仕立ての演劇風にプログラムしています
(2023/07/14)
クリスティ&レザール・フロリサンの新録音!ヘンデル:《快活の人、沈思の人、温和の人》(2枚組)
ウィリアム・クリスティが、レザール・フロリサンを率いて、最愛の作品のひとつであるヘンデルのオラトリオ《快活の人、沈思の人、温和の人 》を録音しました。器楽奏者たちは、歌手および歌手の言葉に寄り添って演奏、言葉の抑揚にあわせて表情を変えており、歌手とアンサンブルの驚異的な一体感が生まれています。歌手たちのうまさ、そしてレザール・フロリサン独特の、やわらかでどこまでも自然な抑揚の管弦楽の美しさに圧倒される内容です
(2023/07/13)
F.P.ツィンマーマンによるバッハ無伴奏録音完成‼第2集はパルティータ第1番、ソナタ第1&3番(SACDハイブリッド)
フランク・ペーター・ツィンマーマンが遂にバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの録音を完成させました!第2集の当アルバムにはソナタ第1番、パルティータ第1番、ソナタ第3番が収録されております。使用楽器は1711年製ストラディヴァリウス「レディ・インチクイン」です。この楽器はかつてクライスラーが所有していた銘器でその音色はうっとりするほど美しく、ツィンマーマンが長年ともにしてきた愛器で奏でるバッハは格別の一言に尽きます
(2023/07/12)
コセンコ&レ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリが大編成でフランス王室祭典を再現!『18世紀フランス王室の祝典』(2枚組)
アレクシス・コセンコとレ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリが18世紀後半のユニークな王室音楽祭典の再現に挑みます。テーマは1773年のアルトワ伯の結婚祝宴。王室音楽総監督を務めた大御所フランクールが音楽をとりしきり、彼の長年の共作者F.ルベルやドーヴェルニュ、モンドンヴィルといった同時代作曲家たちの往年の傑作群から曲が厳選。1773年当時の王室楽団とほぼ同じ70人規模の大編成で、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場の音響の中、革命前夜のフランス王室音楽の壮麗さを追求しています
(2023/07/11)
ラ・タンペートによるバッハとミニマル、インプロヴィゼーションの出会い!『バッハ・ミニマリスト ~J.S.バッハ、グレツキ、アダムズ』
シモン=ピエール・ベスティオンが2015年に結成したラ・タンペート。J.S.バッハのチェンバロ協奏曲から、グレツキ、ジョン・アダムズなど、弦楽合奏を中心としたアルバムをリリース。チェンバロは、指揮者ベスティオンの弟でアンサンブル・レ・シュルプリーズの共同主宰者でもあるルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラが担当しています
(2023/07/11)
ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテによる『ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集XI~アンナ・マリアに捧ぐ~』
Naiveレーベルのヴィヴァルディ・エディションの最新盤は、ヴァイオリン協奏曲第11巻目となるアンナ・マリアの名を冠した協奏曲集。ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテによる演奏で、1710年から1720年代にかけて作曲された6曲を収録。独奏ヴァイオリン+弦楽(ヴァイオリン、ヴィオラ・チェロ、ヴィオローネ)にアーチリュートとクラヴィチェンバロという編成で、時に茶目っ気たっぷりに、時に重厚な雰囲気でと、自由自在に表情や雰囲気を変えて演奏しています
(2023/07/11)
ファウスト+アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ『ロカテッリ~ヴィルトゥオーゾ、詩人』
アントニーニ率いるイル・ジャルディーノ・アルモニコと共演して「18世紀のパガニーニ」と謳われるロカテッリの作品を録音しました。グラモフォン・アワードなど世界的に大変高い評価を得たモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲以来の録音での共演。気品に満ちつつも華があり、《アリアンナの嘆き》でのやわらかくも劇的な響きなど、天下一品。演奏と作曲の両面で破格の才の持ち主であった音楽家ロカテッリの天才ぶりを実感させてくれるプログラムです
(2023/07/06)
鈴木雅明、1737年製の銘器トロイトマン・オルガンを弾く!『J.S. バッハ:オルガン作品集 Vol.4』(SACDハイブリッド)
SACDハイブリッド盤。鈴木雅明のJ.S.バッハのオルガン作品集第4弾は、ドイツのオルガンビルダー、クリストフ・トロイトマン(1674-1757)が製作した歴史的楽器を演奏!前奏曲とフーガ イ短調 BWV543、同ハ短調 BWV549、そして46曲(異稿BWV634を除くと45曲)からなるオルガン小曲集の第1弾として26曲(BWV599~BWV624)を収録しております
(2023/07/04)
エマニュエル・アイム/カンプラ:レクイエム、モンドンヴィル:イスラエルの民がエジプトを出たとき、ラモー:主が連れ帰られると聞いて(2枚組)
18世紀のフランスの3人の作曲家のラモー、カンプラ、モンドンヴィルの宗教的合唱作品が演奏されています。悲しみから喜びへ、暗闇から光への移行を表現したこのプログラムは、アイム&ル・コンセール・ダストレ、そして素晴しき歌手として認められた若きソリストたちによって、約1年間のコンサートを行い、最終的に2022年秋にヴェルサイユ宮殿内の素晴らしいシャペル・ロワイヤルで録音されました。どの作品も典礼的な厳粛さとオペラ的な情熱が並存されたものです
(2023/06/30)