交響曲・管弦楽曲
ボレイコ&ワルシャワ・フィル『シマノフスキ・リイマジンド』~シマノフスキのピアノ曲や“神話”を管弦楽化!
「練習曲」作品4の3と「マスク」はピアノ曲が原曲。前者は曲想にふさわしく後期ロマン派のオーケストレーションが施され、ムード満点。後者は印象派風のサウンドをいかした編曲で、オーケストレーションの巧妙さも聴きどころです。ヴァイオリン・リサイタルの定番曲「神話」は元々ヴァイオリンとピアノのための作品。複雑なピアノ・パートをオーケストラの多彩なパレットを駆使した神秘的な響きに移し替え、魅力的で独創的な作品に変貌しました
(2024/01/10)
Brilliant Classics プレトニョフ&ロシア・ナショナル管/チャイコフスキー:交響曲全集(7枚組)
2010年から2013年にかけてセッション録音された全集。ヴァイオリン両翼型の対向配置サウンドを、ナチュラルな音質で捉えた優秀録音盤。プレトニョフの指揮も繊細な抑揚を常に意識したもので、緩急のつけ方にも説得力があり、平板になったりバカ騒ぎになったりすることが決してありません。こうした情報量の多い奥深いアプローチで聴くと、前期の3曲の交響曲も多彩な表情が聴けて作品の魅力を改めて見直させる効果も十分です
(2024/01/10)
パヤーレ&モントリオール交響楽団、ヨンチェヴァ/R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」、マーラー:リュッケルト歌曲集
ベネズエラ出身のラファエル・パヤーレと、2022/2023シーズンより音楽監督を務めるモントリオール交響楽団による新録音は、R.シュトラウスの“交響詩「英雄の生涯」”と、ソニア・ヨンチェヴァ独唱のマーラーの“リュッケルト歌曲集”。録音はテルデックス・スタジオの名エンジニア、マルティン・ザウアーが担当。演奏だけでなく録音の素晴らしさにも大注目です
(2024/01/09)
コロン&フィンランド放送響/オウティ・タルキアイネン(1985-): “白夜の太陽変奏曲”、他
フィンランドのラップランド地方出身の女性作曲家オウティ・タルキアイネンの近作を集めたアルバム。1曲目の「白夜の太陽」変奏曲はBBCフィルとカナダのナショナル・アーツ・センター管弦楽団の共同委嘱作品。極北の自然の中で聞こえてくる物音や鳥の声などを想起させる神秘的なサウンドが繊細微妙に移り行く中に、突如として火山の噴火を思わせるクライマックスもあります。同年作曲の「氷の歌」はその姉妹作と言えるもので、同様の味わいを持っています
(2024/01/05)
ベルリン・フィル・メンバーによる演奏 『ラジオ・フランス会館における特別演奏会(1979年6月29日)』(2枚組)
1979年6月23日、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団がラジオ・フランス会館で行った公開収録した特別演奏会を収めた2枚組。INA保有音源により、当日の全作品がここに収録されております。金管、木管それぞれの管楽作品の名曲をはじめ、ドビュッシーの弦楽四重奏曲、そして、ベルリン・フィル12人のチェリストたちによるブラッヒャー「ブルース、エスパニョーラとルンバ・フィルハーモニカ」など、カラヤン時代のベルリン・フィルの響きとスター・プレーヤーの演奏を存分にお楽しみいただけます
(2023/12/27)
フルトヴェングラー『スウェーデン放送所蔵音源によるバイロイトの第9』日本独自企画180g重量盤LP2枚組
2021年末、フルトヴェングラー生誕135年の掉尾を飾る世紀の大発見として、BISレーベルからリリースしたフルトヴェングラー至高の名演ライヴ「バイロイトの第九」のSACDハイブリッド盤(KKC-6435 / BISSA-9060)から2年。日本独自企画として2枚組LPの完全限定盤の登場。BISレーベルからのライセンスで東洋化成プレスの重量盤です
(2023/12/27)
『アラン・ペッテション-コンプリート・エディション』(17SACD Hybrid+4DVD)~BISレーベルの大偉業!未発表作品を含むペッテション作品がボックスで登場!
アラン・ペッテションの17曲の交響曲、室内楽曲、声楽曲など未発表作品を含む全作品がボックスで登場。この度初SACDハイブリッド化されたディスクも多く、マティアス・シュピツバルトによる最新リマスタリングでお届けします。ペッテションと彼の作品について、さらにはペッテションを知る音楽家たちが出演した4枚のDVD(NTSC)付き
(2023/12/27)
ハーディング&フェニーチェ歌劇場管『フェニーチェ劇場ニューイヤー・コンサート2023』
ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場で行われたニューイヤー・コンサート2023のライヴ映像が登場。本映像のダニエル・ハーディングは、2011年、2015年、2021年に続く4度目の登場。注目のソプラノ歌手フェデリカ・ロンバルディ、若き逸材として現在世界の歌劇場を賑わしているテノール歌手フレディ・デ・トマーゾといった豪華歌手陣とともに、オペラの名曲の数々が新年の幕開けとともに奏でられます
(2023/12/26)
ノセダ&ワシントン・ナショナル響/ベートーヴェン:交響曲全集(5SACD-Hybrid+2Blu-ray-Audio)
ノセダ率いるワシントン・ナショナル交響楽団によるベートーヴェン全集でSACD Hybridボックスで登場。ブルーレイ・オーディオ2枚もついており、こちらにはハイスペックの音源がつめこまれた上、第九の映像も収められているという豪華充実ボックスです。ここでは予定調和に終わらないベートーヴェンが展開されています。洗練された美しさの弦や管楽器が浮かび上がらせるふとしたメロディの美しさにもハッとさせられます。第九での豪華歌唱陣も迫力の歌声です
(2023/12/25)
インキネン&ドイツ放送フィル/ドヴォルザーク: 交響曲第7番・第8番
ドイツ放送フィルによるドヴォルザーク交響曲全集第6弾。前半3枚を指揮したチチョンより、第4弾からインキネンが引き継ぎ、素晴らしい演奏を披露しています。2017年からドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者と務めるインキネンは、作品のスコアを丹念に読み込み、細かい対旋律までをも際立たせることでオーケストラから明瞭な響きを引き出し、メリハリあるテンポで全曲を聴かせます
(2023/12/25)
キリル・ペトレンコ&ベルリン・フィル/ラフマニノフ:交響曲第2番、死の島、交響的舞曲、ピアノ協奏曲第2番(2CD+Blu-ray Disc)
ラフマニノフ生誕150周年を記念した第2弾アルバムで、交響曲第2番、『死の島』、交響的舞曲、そして第1弾としてリリースされたキリル・ゲルシュタインとのピアノ協奏曲第2番という内容。ペトレンコは、インタビューで「ラフマニノフの音楽を聴くといつも自分の故郷の一部を聴いているような気持になります。」と語っているほど、ラフマニノフの音楽は重要な意味を持っています
(2023/12/22)
ジョナサン・ノット&東京交響楽団/チャイコフスキー: 交響曲第3番“ポーランド”(SACDハイブリッド)
2023年シーズン、"NOTTISSIMO"と名付け迎えた音楽監督ジョナサン・ノットと東京交響楽団による音楽の旅路、じっくりと深化し数々の名演を聴かせてきました。そんな名コンビが今夏《フェスタサマーミューザ KAWASAKI》で果敢に挑んだチャイコフスキー。鮮烈な記憶と熱狂を呼んだ新章の幕開けがついにCD化!
(2023/12/22)
飯森範親&日本センチュリー交響楽団/カンチェリ: タンゴの代わりに、ステュクス、SIO(SACDハイブリッド)
ジョージア出身の作曲家ギア・カンチェリによる管弦楽作品集です。彼の代表作の1つである「ステュクス」は、ギリシャ神話に登場する冥界と現世を分ける大河のこと。ヴィオラ・ソロと合唱が加わる大編成ながら静謐な響きが印象深い、魂を揺さぶる名曲です。カップリングの2曲も神秘的であり抒情性のあふれる珠玉の小品。カンチェリの魅力が存分に詰まったアルバムとなりました。
(2023/12/28)
〈タワレコ限定・高音質〉朝比奈隆/ドヴォルザーク:交響曲第8&9番、ブルックナー:同第4&8番(SACDハイブリッド)
朝比奈隆生誕115年企画第2弾。(1)巨匠の、新生面が魅力的なドヴォルザーク。第8番は唯一の録音。大切なレパートリーだった「新世界」は最後の録音。(2)キャニオン原盤のブルックナー交響曲全集収録の第4番の異版と2004年の初出以来のリリースとなる第8番を収録。(1)(2)とも世界初SACD化。各700セット限定 各シリアル・ナンバー付 SACDハイブリッド
(2023/12/22)
ワルター&コロンビア響/ブラームス: ハイドンの主題による変奏曲、交響曲第4番 2トラ38オープンリール復刻
ワルターとコロンビア交響楽団による傑作のひとつ、ブラームスの交響曲第4番とハイドンの主題による変奏曲は、2016年にGS-2150として発売しました。今回は高品質のテープにプリントした2トラック、38センチのオープンリール・テープを新たに取り寄せ、全工程をプロ用機器でマスタリングを施しました。音質が鮮明になったために、1 年以上も時間的な開きのある2曲のセッションにおける音質傾向の違いもはっきりと聴き取れるようになりました。(平林 直哉)
(2023/12/22)
尾高忠明&大阪フィルによるブルックナー:交響曲第7番!第55回東京定期演奏会ライヴ
尾高忠明=大阪フィルによるブルックナーCD第5弾は、2023年1月24日 第55回東京定期で演奏された「第7番」です。2018年以来、ブルックナー演奏に邁進する両者。円熟深める尾高の指揮、そして同曲演奏39回目となる大阪フィルの歴史が織り成すブルックナー。堅牢な響きと限りなく美しい音色が融合する、稀有な名演の誕生と申せましょう。《ブルックナー 新しい伝統》を刻みます。(フォンテック)
(2023/12/21)
〈タワレコ限定・高音質〉インバル&フランクフルト放送響/ベルリオーズ:幻想&レリオ、レクイエム(SACDハイブリッド)
日本コロムビアのデジタル録音時代の代名詞的な指揮者であるインバルの音源を取り上げます。まずはマーラーに続く両者の収録となったベルリオーズ2作としました。録音面でも当時話題となった音源を最新復刻盤としてSACDハイブリッドで復刻します。優秀録音盤としても著名な作品ですので、今回もORT復刻による効果を存分に堪能ください
(2023/12/21)
フランチェスカッティ(vn)ワルター&コロンビア響/ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、“レオノーレ”序曲第2番 2トラ38オープンリール復刻
日本側の要望で実現したと言われるフランチェスカッティとワルターとの夢の共演、(略)当シリーズでは2012年9月にGS-2083として発売しましたが、今回、約12年ぶりにリマスターしました。全工程をプロ用の機器を使用し、情報量は大幅に増えています。余白には「レオノーレ」序曲第2番を収録しましたが、こちらは2016年6月発売のGS-2147以来の約7年半ぶりのリマスターとなります。序曲は新規のテープを使用、最善を尽くしました。(平林 直哉)
(2023/12/22)
CPO レーベル~2024年2月発売新譜情報(7タイトル)
今回はクラウス・フロリアン・フォークトが室内アンサンブルの伴奏でシューベルトの“美しき水車小屋の娘”を初録音。そのほか、バツェヴィチの交響的作品全集第2集、ドルシェツキーのオーボエ四重奏曲集第2集、ボストン古楽音楽祭室内アンサンブルによるペルゴレージ:歌劇《奥様女中》/歌劇《リヴィエッタとトラコッロ》、パパンドプロの弦楽四重奏曲全集、フェルディナント・リースの交響曲全集を日本語解説付きの国内仕様盤にて再発売など7タイトルがリリースされます
(2023/12/21)
ブロムシュテット&SKD/ベートーヴェン:交響曲全集(SACDシングルレイヤー2枚組)~「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」第5弾
オリジナル音源から新規デジタル・マスタリングした、キングインターナショナルのシリーズ「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」第5弾。古都ドレスデンの伝統的な響きを生かしたブロムシュテット40~50代の貴重な演奏を克明に記録した名録音。ボーナス・トラックとして、シュターツカペレ・ドレスデンとの録音の中でも最高傑作のひとつと言われる名演奏・名録音として知られる「ドヴォルザークの8番」も収録しています
(2023/12/21)