国内クラシック
外山雄三&大阪交響楽団 森下幸路(vn)『外山雄三自作自演集 Vol.2 』~ヴァイオリン協奏曲第1&2番、ラプソディ
2023年7月11日に92歳で歿した巨匠指揮者・外山雄三の追悼盤。メインは2篇のヴァイオリン協奏曲。2018年2月と19年11月にザ・シンフォニーホールで行われたコンサートのライヴで、独奏は大阪交響楽団首席ソロコンサートマスターの森下幸路。森下は外山のヴァイオリン・ソナタの録音を作曲者が絶賛するなど信頼厚く、2篇の協奏曲も彼をおいてほかには考えられない演奏者。「ラプソディ」は「自作自演集Vol.1」とは別音源2019年8月31日ライヴ
(2024/01/15)
ブラスアンサンブル・ロゼ『スイート・ロゼ』
ブラスアンサンブル・ロゼのために酒井格が作曲した作品のみを収録したアルバム。各作品ごとにひとりがフィーチャーされ、他の4人がバックの演奏になる金管五重奏曲となっています。それぞれの個性が活かされた金管奏者必聴の好アルバムです。(ワコーレコード)
(2024/01/12)
前田朋子がヴァイオリンとピアノを二重録音したブラームス: ヴァイオリン・ソナタ全集
ドイツでの小学生時代にブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番を聴き、「人生の憧れの曲」と感じた前田は、その憧れの強さと恐れとのため、ブラームスがこの曲を作曲したのと同じ年になるまで演奏会で取り組むのを待ったそうです。以来、折に触れて弾き込んできた作品を録音するにあたっては、前作モーツァルトと同じく一人二役での録音を決意。技術的にも音楽的にも要求が極めて高かったと思われますが、ここにその成果を披露します
(2024/01/11)
本田早美花&郷古廉(vn)デュランテル(va)『「テルツェット」~ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲集』
日本の素晴らしいヴァイオリニスト二人、本田早美花と郷古廉の共演!2つのヴァイオリンとヴィオラの三重奏のための作品を集めたCD。ドヴォルザークの弦楽三重奏曲 ハ長調 Op.74は、テルツェットとも呼ばれて親しまれているこの編成の代表的作品。エルンスト・トッホ、ゾルターン・コダーイ、ロベルト・フックス、ボフスラフ・マルティヌー、いずれの作品も実に素敵なものばかりです
(2024/01/11)
菊池洋子&大阪交響楽団のベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集 Vol.1 ~第3番&第4番
菊池洋子が2023年から3年かけてベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲のシリーズを開始。山下一史指揮大阪交響楽団との共演で毎夏2曲ずつコンサートを行い、キングインターナショナルがライヴ録音します。第1弾は2023年9月9日、ザ・シンフォニー・ホールでのライヴ。確かな技巧、香り立つピアニズムは菊池ならではの魅力。さらに菊池はカデンツァにも凝り、3番(第1楽章)は凄まじい効果を示しているライネッケ、第4番第1楽章はベートーヴェン自身、第3楽章はブラームス作を使用
(2023/12/27)
横島礼理 1stソロアルバム!『G線上のアリア ヴィルヘルミ:バロック編曲集』
NHK交響楽団第一ヴァイオリン次席を務める若き俊英、横島礼理の1stソロアルバムは、「ドイツのパガニーニ/第2のパガニーニ」と称されたロマン派後期のヴァイオリン名手ヴィルヘルミの遺した、バッハを主とするバロック音楽編曲集。現在では殆ど顧みられることのないボウイング指示・運指・発想記号から見えてくる当時のロマンティシズムやヴィルトゥオーゾ像を通じて、音楽の表現についての新鮮な発見をきっともたらす一枚。(コジマ録音)
(2023/12/25)
高橋明日香『ハンス・ウルリヒ・シュテープス作品集 Vol.I』
ハンス・ウルリヒ・シュテープス(1909-1988)は、パウル・ヒンデミットに師事したドイツの作曲家、音楽教育者、リコーダー奏者。リコーダーとピアノ、リコーダーとモダン・チェンバロ、そしてリコーダー三重奏という3種類の編成による計8作品を収録。古楽と近代音楽の瑞々しい融合が、澄みわたる精緻なアンサンブルで描かれます
(2023/12/25)
ジョナサン・ノット&東京交響楽団/チャイコフスキー: 交響曲第3番“ポーランド”(SACDハイブリッド)
2023年シーズン、"NOTTISSIMO"と名付け迎えた音楽監督ジョナサン・ノットと東京交響楽団による音楽の旅路、じっくりと深化し数々の名演を聴かせてきました。そんな名コンビが今夏《フェスタサマーミューザ KAWASAKI》で果敢に挑んだチャイコフスキー。鮮烈な記憶と熱狂を呼んだ新章の幕開けがついにCD化!
(2023/12/22)
飯森範親&日本センチュリー交響楽団/カンチェリ: タンゴの代わりに、ステュクス、SIO(SACDハイブリッド)
ジョージア出身の作曲家ギア・カンチェリによる管弦楽作品集です。彼の代表作の1つである「ステュクス」は、ギリシャ神話に登場する冥界と現世を分ける大河のこと。ヴィオラ・ソロと合唱が加わる大編成ながら静謐な響きが印象深い、魂を揺さぶる名曲です。カップリングの2曲も神秘的であり抒情性のあふれる珠玉の小品。カンチェリの魅力が存分に詰まったアルバムとなりました。
(2023/12/28)
〈タワレコ限定・高音質〉朝比奈隆/ドヴォルザーク:交響曲第8&9番、ブルックナー:同第4&8番(SACDハイブリッド)
朝比奈隆生誕115年企画第2弾。(1)巨匠の、新生面が魅力的なドヴォルザーク。第8番は唯一の録音。大切なレパートリーだった「新世界」は最後の録音。(2)キャニオン原盤のブルックナー交響曲全集収録の第4番の異版と2004年の初出以来のリリースとなる第8番を収録。(1)(2)とも世界初SACD化。各700セット限定 各シリアル・ナンバー付 SACDハイブリッド
(2023/12/22)
三浦謙司(p)『アイデンティティ~フランク、武満徹、ラヴェル、ドビュッシー: ピアノ作品集』(SACDハイブリッド)
ここには「自身のアイデンティティとの葛藤が反映された」と語る彼の現在が映し出されています。フランスで活躍しながらもドイツ音楽から強い影響を受けたフランクで始まり、東洋と西洋の特質を融合した武満の2つの作品を続け、決して「印象派」には属さないラヴェルとドビュッシーの作品が並び、ゴダールの「マズルカ」でアルバムを締めくくる流れは、聞き手に心地よさをもたらすとともに、「今聴いている音楽は果たして何なのか?」と深い思索も要求します。日本盤のみSACDハイブリッド盤での発売
(2023/12/22)
尾高忠明&大阪フィルによるブルックナー:交響曲第7番!第55回東京定期演奏会ライヴ
尾高忠明=大阪フィルによるブルックナーCD第5弾は、2023年1月24日 第55回東京定期で演奏された「第7番」です。2018年以来、ブルックナー演奏に邁進する両者。円熟深める尾高の指揮、そして同曲演奏39回目となる大阪フィルの歴史が織り成すブルックナー。堅牢な響きと限りなく美しい音色が融合する、稀有な名演の誕生と申せましょう。《ブルックナー 新しい伝統》を刻みます。(フォンテック)
(2023/12/21)
追悼盤 外山雄三&大阪交響楽団『The Last Symphonies』(3枚組)~シューベルト、ドヴォルザーク、ショスタコーヴィチ
今年(2023年)7月11日に92歳で歿した巨匠指揮者・外山雄三の追悼盤。大作曲者たちの最後の交響曲を集めたもので、外山の録音としては初レパートリーばかりなのに注目です。シューベルトの交響曲第8番「ザ・グレイト」は2022年6月29日大阪公演のライヴ音源をCD化しています
(2023/12/15)
『近衛秀麿: 京都大学交響楽団との歴史的名演集 1964-1971』(4枚組)~菅野冬樹氏、金子建志氏執筆の64p小冊子付き!
晩年の近衞秀麿が密接な関係を築き上げたのが京都大学交響楽団。ブラームスやモーツァルトの壮麗、豪快。ワーグナー、マーラー、R.シュトラウスの心に染み入るしみじみさ。ロマン派直系の音楽家として大胆な表情付けで聞き手に迫るシューマン、ベートーヴェンの格調。録音がほとんどモノラルながら鑑賞に不足はない。64ページのブックレットには、貴重な写真、菅野冬樹氏書下ろしの近衞へのオマージュ、金子建志氏が近衞版改訂の秘密に迫った分析を掲載した永久保存盤
(2023/12/13)
寺神戸亮、天野乃里子&「バロックの真珠たち」室内合奏団/ハイドン兄弟の協奏曲集
寺神戸亮がソロ、オランダで活動する天野乃里子が設立した古楽アンサンブル「バロックの真珠たち」による演奏でハイドン兄弟の協奏曲集を録音。兄ヨーゼフの“ヴァイオリン協奏曲第4番”は現存する最後のヴァイオリン協奏曲。弟ミヒャエルの“ヴィオラとチェンバロ(オルガンでも可) のための二重協奏曲”はその編成からしてとても珍しいもの。教会の残響を絶妙にとり入れた録音もすばらしく、贅沢なほどに心地よい響きに包まれます
(2023/12/13)
遠藤郁子『ショパン、哀しみのジャル』~2015年、デビュー50周年&ポーランド共和国聖十字功労勲章受勲記念リサイタル
2015年に東京オペラシティのリサイタルホールで、遠藤郁子のデビュー50周年とポーランド共和国聖十字功労勲章の受勲を記念して行われたリサイタルより、ショパン9作品の演奏を収録。 名ピアニストによる入魂の演奏を聴ける貴重な音源です
(2023/12/08)
飯森範親&パシフィックフィルハーモニア東京/モーツァルト:交響曲第31番「パリ」、第23番、第16番、第17番(SACDハイブリッド)
パシフィックフィルハーモニア東京は、1990年に設立した東京ニューシティ管弦楽団から名称を変え、2022年度より新たなスタートを切りました。初代音楽監督として飯森範親を迎え、「伝統と革新」というテーマを打ち出した意欲的な活動が注目を集めています。第1弾アルバムに選んだのは、モーツァルトの初期交響曲。全てセッション録音で取り組み、楽員同士、熱い意見交換も交わし合いながら作り上げました
(2023/12/01)
砂川涼子『悲しくなったときは ~ 日本歌曲のしらべ』(SACDハイブリッド)
日本を代表する歌姫、砂川涼子が満を持して披露する待望の日本の歌曲集です。誰しも耳馴染みのある日本歌曲の名曲17曲と、木下牧子の歌曲集「花のかず」他11曲、全28曲を収録しました。砂川の透明感あふれる美声と、砂川が心から信頼を寄せるピアニスト園田隆一郎との精緻かつ濃厚なアンサンブルは必聴です。DSD11.2MHzの超ハイレゾ・レコーディングが捉えた名演を、SACDハイブリッド盤で心ゆくまでご堪能下さい。(アールアンフィニ)
(2023/11/24)
〈タワレコ限定・高音質〉朝比奈隆/R.シュトラウス:アルプス交響曲(2種)、チャイコフスキー:交響曲第5&6番(SACDハイブリッド)
2種の「アルプス交響曲」は、海外オケとの演奏でも知られた朝比奈最愛のレパートリー。チャイコフスキー2曲は既発売の朝比奈隆のセットには収録されていない貴重音源。いずれも初出以来の復刻で、世界初SACD化。各700セット限定 各シリアル・ナンバー付 SACDハイブリッド
(2023/11/22)
ファゴット・カルテット・ザ・ナッツのデビュー・アルバム!『Fakturen -ハーモニーの四元素-』
名古屋フィル3名と愛知室内オーケストラ1名のファゴット奏者によるアンサンブル、「ザ・ナッツ」のデビュー・アルバムです。注目は、日本初演となったケーパーのファゴット・カルテットと管弦楽のための協奏曲「Fakturen」です。珍しいファゴット4本のために書かれた協奏曲で、美しいメロディと色彩豊かなオーケストレーションが楽しめる作品です。(MClassics)
(2023/11/21)